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2004 Fiscal Year Annual Research Report

敗血症時の呼吸筋疲労

Research Project

Project/Area Number 15591915
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

藤村 直幸  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30325873)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 氏家 良人  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10201352)
市場 晋吾  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (30284102)
Keywords横隔膜 / 敗血症 / 疲労
Research Abstract

本年度、我々はβ2アドレノセプターアゴニストが、腹膜炎敗血症時の横隔膜機能低下に及ぼす影響についてin vitroにて検討した。
(1)腹膜炎敗血症時の横隔膜収縮力低下の原因を検討するために、蛍光抗体法を用い細胞内のカルシウムの濃度変化を測定した。腹膜炎敗血症時には、電気刺激に対する細胞内カルシウム放出の低下が認められた。すなわち、腹膜炎敗血症時の横隔膜収縮力低下の原因として、筋小胞体からのカルシウム放出の減少であることを明らかにした
(2)次に、β2アドレノセプターアゴニストが、腹膜炎敗血症時の横隔膜機能に及ぼす影響について検討した。まず、薬理学的にcaffein、ryanodine、methoxy-verapamilが、β2アドレノセプターアゴニストの陽性変力作用に及ぼす影響について検討した。methoxy-verapamilは、β2アドレノセプターアゴニストの陽性変力作用に影響を与えなかった。caffein、ryanodineは、β2アドレノセプターアゴニストの陽性変力作用を抑制した。以上の結果より、β2アドレノセプターアゴニストは、筋小胞体からのカルシウム放出を促進しすることにより、腹膜炎敗血症時の横隔膜収縮力を改善させることを明らかにした。
(3)さらに、蛍光抗体法を用い、β2アドレノセプターアゴニストが、細胞内のカルシウムの濃度変化に及ぼす影響について検討した。β2アドレノセプターアゴニスト投与により、電気刺激に対する細胞内カルシウム放出の低下が改善された。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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