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2004 Fiscal Year Annual Research Report

唾液腺および歯の発生における新規転写調節因子OASIS遺伝子の発現と機能の解析

Research Project

Project/Area Number 15591928
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

小川 裕三  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (10135725)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 相川 友直  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (00362674)
児玉 裕美子  大阪大学, 歯学部附属病院, 助手 (00362690)
本間 志保  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (40372627)
KeywordsOASIS / 歯胚 / 唾液腺 / マウス / in situ hybridization / 器官培養
Research Abstract

OASIS遺伝子は長期間培養された星状膠細胞から新規にクローニングされたCREB/ATF遺伝子ファミリーに属する遺伝子である。OASIS遺伝子は脳神経系の形態形成に重要な役割を担う遺伝子と考えられているが、マウス胎仔では神経経系以外に、歯胚、唾液腺、軟骨、消化管上皮に発現する事が報告され、これらの器官の形成に関与することが推測される。そこで本研究は発生段階のマウス歯胚と唾液腺におけるOASIS遺伝子の発現、ならびにこれらの器官における本遺伝子の役割を解明することを目的として行った。
in situ hybridizationでOASIS遺伝子の発現を調べたところ、OASIS遺伝子の発現は胎生14日かち臼歯歯胚と切歯歯胚の内エナメル上皮に認められた。さらに胎生16日からは前象牙芽細胞にも認められるようになった。その後、内エナメル上皮と前象牙芽細胞におけるOASIS遺伝子の発現は生後1日まで認められた。いっぽう唾液腺(顎下腺)ではこの間、OASIS遺伝子の発現は見られなかった。つぎに無菌的に摘出した胎生12.5日の臼歯歯胚をOASIS遺伝子に対するアンチセンス(5'-CAAGACGGCGTCCAT-3')で処理した。その後14日間培養したところ、歯胚に明瞭な変化は認めなかった。以上の結果からOASIS遺伝子は歯の形成に何らかの役割を果たしていると思われるが、その詳細については不明である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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