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2003 Fiscal Year Annual Research Report

深い窩洞におけるセルフエッチングシステムの歯髄刺激に関する長期臨床評価

Research Project

Project/Area Number 15592022
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

畦森 雅子  九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (90136490)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 赤峰 昭文  九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (00117053)
後藤 康治  九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (00170473)
Keywordsセルフエッチングシステム / 歯髄保護 / 知覚過敏 / 歯髄失活 / 窩洞深さ / 象牙質接着システム
Research Abstract

目的 この研究の目的は深い窩洞にセルフエッチングシステム(SE/SP system)を応用した場合、歯髄保護を行わずにレジン充填を行っても歯髄為害作用が無いかということについて長期臨床評価を行うことにより明らかにすることである。研究方法 1996-1999年に九州大学歯学部附属病院でレジン充填処置を受けた150人に本研究調査への協力を要請する手紙を送付した。そのうちリコールに応じた患者は47人(31%,23〜83歳)であり、107症例(充填後2.1〜6.9年経過)について知覚過敏の有無の診査および生活試験を行った。結果はFisher's exact testにより分析した。結果 対象症例の窩洞深さの内訳は、浅:45,中:39,深:23症例であった。78症例には覆髄裏層が行われていなかったのに対し、残りの29症例は水酸化カルシウム製剤and/orグラスアイオノマーセメントによる歯髄保護が行われていた。知覚過敏を示した症例は1症例もなかったが、深い窩洞で覆髄裏層が行われでいた3症例(2.8%)のみが、歯髄炎のため抜髄処置を受けていた。統計分析を行ったところ、術後トラブルの発生は浅・中等度の窩洞に較べ深い窩洞において有意に高く(P<0.01)、また歯髄保護を受けていない症例に較べ受けている症例の方が高くなった(P<0.01)。結論 長期臨床評価においても、SE/SP systemを使用したレジン充填の術後トラブルは、歯髄保護を行っていないということに関係していないことがわかった。問題点 申請時の本研究の目的の一つは、多変量解析を使い、覆髄裏層の有無、窩洞深さ、窩洞の種類など多因子について多角的に分析をすることであった。しかし今回のデータは発症例が一つの条件に偏在したため統計学的問題により多変量解析を行うことができなかった。そこで来年度はさらに症例を増やし多変量解析により分析検討する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] M Unemori, et al.: "Recalls of Composite Resin Restorations with Self-etching Adhesives after 2-6 Years"Journal of Dental Research. 82・Special issue. B-126 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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