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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ポリメタクリル酸ブチル系粉末を応用した新しい粘膜調整材の開発

Research Project

Project/Area Number 15592041
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

片倉 直至  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (70005031)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 泉田 明男  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (40333827)
Keywords粘膜調整材 / 共重合体 / ポリメタクリル酸イソブチル / 可塑剤 / セバシン酸ジブチル / レオロジー / 流動性 / 動的粘弾性
Research Abstract

本研究では合成したポリメタクリル酸ブチル系の粉末ポリマーと、環境ホルモンを排除した脂肪族系の可塑剤を用いた新しい粘膜調整材を試作し、前年度までの研究結果をふまえ、本年度の実施計画に従って以下の点を明らかにした。
1.流動性の把握
懸濁重合法により合成したメタクリル酸エチル(EMA)とメタクリル酸イソブチル(isoBMA)の共重合体粉末ポリマーと、脂肪族系のセバシン酸ジブチル(DBS)のエタノール溶液との混合物について、回転粘度計により粘度-時間曲線を測定して硬化時間を求めた。エタノールの量を13〜15%、粉末液比を1.3〜1.4程度に調節すれば、通常の臨床操作時間内で硬化することがわかった。
2.動的粘弾性の測定と解析
共重合体粉末とDBSのエタノール溶液との粉液混合物の動的粘弾性を測定して、貯蔵弾性率G'と損失正接tanδの周波数および温度依存性を求め、時間-温度換算則を適用することによってG'とtanδのマスターカーブが得られた。試作材料と市販材料は類似したレオロジー特性を示すことがわかった。
3.実用化の可能性
本研究の結果によれば、EMAとisoBMAの共重合体粉末とDBSのエタノール溶液を用いることによって、環境ホルモンを排除した生体に安全な新しい粘膜調整材を製造できることが明らかとなった。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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