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2003 Fiscal Year Annual Research Report

骨再生医療用生体材料の研究-リン酸カルシウムと骨細胞との複合材の開発-

Research Project

Project/Area Number 15592069
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

深瀬 康公  日本大学, 歯学部, 講師 (10246910)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西山 實  日本大学, 歯学部, 教授 (40059704)
本田 雅彦  日本大学, 歯学部, 助手 (80209329)
掛谷 昌宏  日本大学, 歯学部, 助手 (70160992)
Keywordsスキャホールド / stem cell / リン酸カルシウムセメント / 骨再生 / 骨捕補材
Research Abstract

深瀬らが開発したリン酸カルシウム系のαDTセメントは、硬化反応試験および物性試験等の基礎実験を終了し、これまで良好な結果を得ている。
今回の研究では、本セメントを骨再生用のスキャホールドとして用いるためにセメント上でStem Cellを培養し、スキャホールドとしての適合性について評価検討を行うことを目的とした。
これまでと同様の方法でφ5mmx3mmのディスク状のαDTセメント反応硬化体を作製し、培養ベゼル内に装着後、通法に従ってウサギ骨髄由来Stem Cellの培養を行った。培養液中の細胞が十分に増殖したことを確認した後、αDTセメントを取り出し、凍結乾燥後にSEM像を撮影し、セメント表面に生着した細胞の状態を確認した。また、同時にウサギ頭蓋骨に形成した骨窩洞中にこの「セメント-Stem Cell」複合体を填入して4週間飼育後、摘出して三次元X線μCTの撮影を行い新生骨の生成について評価を行った。
SEM像の結果からは、αDTセメント表面には、多くの細胞が壁着していた。その中には分裂を起こしている様子も認められた。三次元X線μCTの結果からは、「セメント-Stem Cell」複合体の周囲に新生骨の生成は認められるものの中央部からの独立した新生骨の生成は認められなかった。これは、ウサギ頭蓋骨内埋入期間が4週間と短かったためと、細胞分化因子を添加せずにStem Cellの状態で使用したためと考えられたため、今後、飼育期間の延長と細胞分化因子の添加を次年度行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 深瀬康公: "イメージベース構造解析システムの新生骨生成評価への応用"シミュレーション. 22・4. 271-277 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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