• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2003 Fiscal Year Annual Research Report

痴呆モデル動物における咀嚼運動と海馬からの神経伝達物質遊離の関連性

Research Project

Project/Area Number 15592078
Research InstitutionKanagawa Dental College

Principal Investigator

木本 克彦  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (70205011)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 豊田 實  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (30130925)
湯山 徳行  神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (80121044)
Keywordsマイクロダイヤリシス / 海馬 / ドーパミン / アセチルコリン / 軟食、硬食
Research Abstract

本研究の目的は,海馬における神経伝達物質であるドーパミン,アセチルコリン,セロトニンが咀嚼器官の活動によって変化するかどうか,また咀嚼器官の変化によって影響を受けるかどうかを明らかにすることである.本年度は週齢の違いによる海馬のドーパミン,セロトニン産生の変化について観察を行った.Wister系雄性ラットを用い,7週齢,14週齢,24週齢まで固形飼料で飼育し,マイクロダイヤリシス法を用いてドーパミン,セロトニンの変化を観察した.マイクロダイヤリシスプローブを麻酔下で埋入し,2日後に測定を開始した.それぞれの週齢における海馬のドーパミン,セロトニン濃度を検討し,また,これらがどの様な条件で変化するか観察した.拘束ストレス,痛覚刺激によってコントロール時と比べ有意な上昇が認められた.マイクロダイヤリシス法での実験終了後,プローブが海馬のどの位置に埋入されているかどうかを組織切片で確認を行った.脳内は数ミリ位置が違うだけで違う機能をもった細胞体となるために,埋入位置を毎回正確に記録し,埋入位置ごとのデーターを収集するようにしている.このデーターの収集によってそれぞれの部位での変化をとらえることができると考えている.今後,実験条件を変えていくことによって,食生活の変化,咀嚼器官の変化がもたらす神経伝達物質産生系への影響がさらに明らかとなり,痴呆,アルツハイマー疾患モデルを用いることで病態,予防対策を提唱することが出来るのではないかと考えられる.

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi