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2003 Fiscal Year Annual Research Report

メガフィラーを用いた新しいレジン支台築造システムの構築

Research Project

Project/Area Number 15592081
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

平林 茂  鶴見大学, 歯学部, 講師 (30121130)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坪田 有史  鶴見大学, 歯学部, 助手 (30267538)
Keywords支台築造用レンジ / 重合収縮 / 耐久性 / 接着
Research Abstract

直接法レジン支台築造におけるレジンの重合収縮応力の軽減とコアの補強を目的として,メガフィラーを充填する新しいレジン支台築造法を提案した。今年度は,そのモデル実験として,メガフィラーの選択とその表面処理法およびその補強効果を調べた。
メガフィラーとして,粒径3mmまたは4mmのアルミナ製(Al_2O_3 93%/SiO_2 7%)ボールあるいはステンレス製(SUS304)ボールを使用した。それらは,遊星式撹拌器を使用して互いに衝突させ,表面に機械的に凹凸を形成させ,さらにアルミナボールにはシランカップリング処理を,ステンレスボールにはリン酸エステル系接着性モノマー(MDP)処理を施した。それらの処理効果と補強効果は,直径5mm,高さ8mmの支台築造用レジン試料をレジンコアに見立て,その圧縮試験によって得られた圧縮強さ,弾性率,耐力から評価した。メガフィラーの適用は,その円柱レジン試料の中央部に,直径4mmのボールは1個を,直径3mmmのボールは2個を填入した。重合した試料は,1日大気中に保存,さらに37℃水中に1週間,5週間保存後に試験した。
圧縮強さでは,直径4mmボール1個填入群で比較すると,アルミナボールでは表面処理効果は顕著に認められなかったが,ステンレスボールでは顕著に認められ,未処理に比較して高い値を示した。また,アルミナ,ステンレスいずれにおいても,直径3mmボール2個填入群は直径4mmボール1個填入に比較していずれも高い圧縮強さを示し,補強効果が高かった。2個填入されたことで,負荷応力が分散された結果と考えられる。いずれも5週間水中保存後も有意な低下は認められなかった。また,弾性率および耐力は処理の有無に拘わらず,いずれもコアレジン単身の試料に比較して有意に向上し,これらメガフィラーの補強効果が認められた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 平林 茂: "レジン支台築造へのメガフィラーの応用"歯科材料・器械. 23・2. (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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