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2003 Fiscal Year Annual Research Report

小児悪性腫瘍患児における全身管理のための口内炎発症予知システムの確立

Research Project

Project/Area Number 15592161
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

富沢 美恵子  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (50107786)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松山 順子  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30293236)
Keywords小児 / 悪性腫瘍 / 口内炎 / カンジダ / 口腔カンジダ症
Research Abstract

今年度は、悪性腫瘍に罹患した小児の口腔状態を把握するため、新潟県立ガンセンター小児科に入院中の小児の保護者に説明し了解を得て、以下のような口腔内診査と全身状態の指標としてCandida検査のための試料を採取した。
[対象と方法]対象となった小児は、急性リンパ性白血病(ALL)18名、急性骨髄性白血病(AML)9名、悪性リンパ腫(ML)4名、神経芽腫(NB)4名、その他の悪性腫瘍8名、計43名である。年齢は、7か月から15歳1か月であった。治療は、寛解導入療法、維持療法、放射線療法のいずれかで加療中で、経口的に抗真菌剤の投与を受けていた。
口腔内診査は、ほぼ隔週ベッドサイドで歯科用ミラー、探針、ペンライトを用いて、う蝕および口腔粘膜について行った。1人あたり1-11回の診査回数であった。Candidaの検査試料として,シードスワブγ1号(栄研)の滅菌綿棒を用いて,舌苔を採取した。採取した試料を,クロモアガーカンジダ培地(関東化学)に塗沫し、35℃で培養を行った。48時間後,コロニーの生育を観察し、コロニーの同定とCandidaの分離頻度を求めた。
[結果]口腔の病変は、43名中18名((41.9%)に認められた。診断別の内訳は、ALL18名中3名、AML9名中7名、ML4名中2名、NB4名中2名、その他8名中4名であった。病変の内訳は、潰瘍性口内炎6名、カンジダ症3名、毛舌3名、移植片対宿主病2名、歯肉腫脹1名、出血斑1名、アフタ2名であった。AMLで重症の口内炎の頻度が高い傾向を示した。
Candida陽性者は43名中8名(18.6%)で、うち3名はカンジダ症を発症していた。陽性者8名中5名には重症例を含む齲蝕罹患を認め、口腔衛生状態との関連が示唆された。クロモアガーカンジダ培地(関東化学)での呈色によりコロニーは、Candida tropicalisと同定された。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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