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2003 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトゲノムfMLP受容体遺伝子の一塩基多型解析

Research Project

Project/Area Number 15592164
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

岡田 貢  広島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (10233347)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 文子  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (50325180)
鈴木 淳司  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (90263714)
Keywords前思春期性歯周炎 / 好中球走化性 / fMLP recepter / ヒトゲノム / 一塩基多型
Research Abstract

本研究ではヒト好中球の走化能に関わる遺伝子診断を行うことにより歯周病罹患に対するリスクの一つを判定することである。
広島大学歯学部ヒトゲノム倫理委員会の承認(第(ヒ)1号)を得て,前思春期性歯周炎の患児およびその同家族の採血を行った。対象は4家族(16名)で,研究に際しては文章による説明と同意を得ている。
結果
1.好中球の走化能
前思春期性歯周炎(prepubertal periodontitis, PP)に罹患した小児の好中球走化能は,対照に対して6.7〜83.7%程度で,著しく低下していたものがあった。また,同家族で好中球の走化性が低下しているのは4名(gingivitis 3名;adult periodontitis, AP 1名)で,その走化能は対照に対して17.5%〜84.2%であった。さらに,fMLP刺激によっても走化能が上昇しなかったのは9名(gingivitis 3名;PP 6名)であった。一方,fMLP刺激によって走化能が上昇したが,対照に比べて低い走化能であったのは3名(PP 1名;AP 1名)であった。
家族別にみると,両親のどちらかに走化能が低下している場合,子供にも走化能の低下が認められた。
2.リアルタイムRT-PCRによるfMLP受容体mRNAの定量
PPに罹患した小児では対照に比べてfMLP刺激によるfMLP mRNA量は増加するもの(1.2〜8.4倍)と減少するもの(0.05〜0.08倍)の両方が認められたが,走化能はいずれも低下していた(表2)。また,走化性が正常な場合ではmRNA量はやや増加する傾向が認められた(1.0〜1.5倍)。
3.fMLP変異解析
今回,設計したPCRフラグメントには変異部位を特定することができなかった。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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