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2004 Fiscal Year Annual Research Report

妊婦が「親となる力」を形成する過程の分析

Research Project

Project/Area Number 15592265
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

日隈 ふみ子  京都大学, 医学部, 教授 (60189800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤井 真理子  大阪府立看護大学, 医療技術短期大学部, 教授 (70199298)
Keywords事例研究 / 間主観的アプローチ / 助産院 / 出産体験 / 継続事例 / 親となる力の形成
Research Abstract

前年度に引き続き調査事例を集めることと、間主観的アプローチという研究方法に則って事例を深めることを進めている。
今年の事例についても、昨年同様に、カップルや家族に許可を得て、一部VTRへの収録やボイスレコーダーへの収録を行った。VTRやボイスレコーダーのテープ起こしは研究協力者に依頼し、その収録記録と自ら行った参加観察記録ノートを用いて、記述を行っている。これまでに記述できた部分についてはその結果をスーパーバイザーとの間で何度も討論したり、助言を受けながら、間主観的アプローチ方法の精錬を重ねることに時間を要している。
さらに、今年度は、事例を深めるにあたって、ベテラン助産師への聞き取りを行うとともに、日本における開業助産師の智恵と技を、イギリスにおける助産師の働きとの比較において評価するために、イギリスの正常出産カンファレンスに参加した。また、(財)京都大学教育研究助成振興財団による助成金をもとに、イギリスから助産学博士を招聘し、日本のベテラン助産師4名とともに、日本における第1回正常出産カンファレンスを開催し、250名の参加者のもと、「正常出産」に関する討論の機会を設けることができた。そして、これらの討議内容が本研究を深めることに大いに参考となっている。
前年度と今年度の研究成果の一部を「文化としてのリプロダクション研究会」と第18回日本助産学会で発表を行った。次年度は研究成果の一部を原著投稿する予定である。

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Published: 2006-07-11   Modified: 2016-04-21  

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