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2003 Fiscal Year Annual Research Report

1か月児を育てている母親の子育て到達度を測定する尺度の開発

Research Project

Project/Area Number 15592290
Research InstitutionYamanashi College of Nursing

Principal Investigator

小林 康江  山梨県立看護大学, 看護学部, 講師 (70264843)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 遠藤 俊子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (00232992)
Keywords母親 / 産褥1か月健診 / 育児技術 / 技術習得 / 移行期 / 家族
Research Abstract

産後1か月の母親の育児技術の習得状況を明らかにするために、産褥1か月健診を受診する30名の母親に30分程の半構成的な面接を行った。分析は、母親たちの語った内容を逐語録化し読み込み、母親の育児にまつわる状態を帰納的に抽出した。
移行期である1か月の間におむつ交換、着替えは9割、ほ乳瓶の扱いは全員の母親ができ、おむつ交換は6割の母親が入院中にマスターしていた。沐浴を実施する母親の7割は、できていると回答していた。これらの技術習得は、母親が育児を実施することで、子どもの扱いに怖さが無くなり、子育てに手慣れた感覚を持ち、できるという感覚を持てるようになっていた。
子どもの栄養では、母乳栄養は7割の母親ができていると回答し、抱く、吸わせる、なだめて飲ませる感覚がつかめてきたらできるようになっていた。混合栄養の場合、母乳量不足の判断、人工乳を補う量、搾乳について判断しかねていたが、入院中から混合栄養だった母親は、入院中からできていたと回答していた。子どもの栄養は、乳汁分泌の状況、吸わせやすい乳首か否かによって左右されていた。
子どもが泣く原因は、7割の母親が大体予想が付く状態になっていた。子どもの泣きに対して家族のアドバイスを受け、予想を立て、子どもをよく見、泣き方の違いに気づき、対処できるようになっていた。子どもの健康状態について9割近くの母親は、皮膚の状態、くしゃみ、飲みの様子、体温測定など視覚的情報から判断していた。
9割の母親が子育てや自分のことを相談できる対象を持っており、特に実母に対しては、自分を育ててくれたことを認め、子育ての先輩として尊敬するようになっていた。7割の母親は家族に家事を頼み、休養を確保していた。休養より上の子への対応や家事を優先させている1割の母親は休養が困難であった。休養が取れている母親は、健康状態を良好ととらえ、これらの母親は気持ちの休まりやゆとりを持てていた。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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