2003 Fiscal Year Annual Research Report
母親役割への精神的適応過程における対処パターンに関する研究
Project/Area Number |
15592300
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
島袋 香子 北里大学, 看護学部, 助教授 (70206184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 真理 北里大学, 看護学部, 教授 (20216758)
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Keywords | ストレスコーヒング / 対児感情 / 母親役割 / AMIS |
Research Abstract |
本年度は、以下について計画した。 1.妊婦を対象に、ストレスへの対処を測定するSCI(Stress Copinng Inventory)及びEAS(Ego Aptitude Scale)を用いた調査を行ない、妊婦を対象に測定する上での問題点と妥当性を検討。 2.母親役割の準備状態を確認する半構成質問紙の予備調査 3.産褥期の母親の児への対応を観察により測定するAMIS(Assessment of Mother Infant Sensitivity)スケールを使用する上での問題の検討。 しかし、調査施設の倫理委員会制度の変革時期に伴い、二段階の倫理委員会(看護部倫理委員会-病院倫理委員会)の倫理審査を経ることになり、施設使用承諾を得るのに4ヶ月の期間を必要としたため、調査開始が遅れ、現在まだデータ収集中である。 また、これまでの研究においてAMISスケールを日本語翻訳し、日本語版の検討から三項目(母親項目、児項目、二者関係項目)のうち、二者関係項目について再考が必要だと考えてきたが、今回の検討から、日本人母子の特性を考えたスコアリング基準の検討の必要性が出たため、項目内容の調整を含めて再度検討中である。
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