2003 Fiscal Year Annual Research Report
統合失調症患者の家族成員における介護負担感の変容プロセスと精神保健専門職者の課題
Project/Area Number |
15592319
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
半澤 節子 長崎大学, 医学部, 講師 (50325677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲富 宏之 長崎大学, 医学部, 助手 (10295107)
田中 悟郎 長崎大学, 医学部, 助教授 (00253691)
太田 保之 長崎大学, 医学部, 教授 (50108304)
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Keywords | 精神障害者 / 家族 / 介護負担感 / 変容プロセス / 精神保健専門職者 |
Research Abstract |
1.調査尺度の決定 家族の健康度評価、対応度評価、生活困難度、情緒的支援度、疾患・障害の理解尺度など信頼性、妥当性評価が明らかな評価尺度をもとに独自の評価表を作成した。 2.医学部倫理委員会に調査の了承を得る 変容プロセスを明らかにする目的から、1年目の調査結果と次年度の調査結果を同一対象に調査したものを把握する必要がある。そのため、(1)調査票そのものは無記名とし登録番号によって管理すること、(2)家族氏名と登録番号を照合できる名簿を作成し、その管理は研究代表者の責任であることを明記した文書の作成、(3)調査対象者に研究の趣旨とプライバシー保護に関する説明を行うこと、(4)同意を得た場合にその意思を明らかにするための同意書の受理と管理、以上4点について、医学部倫理委員会により了承を得た。 3.1年目の調査実施 長崎県内の家族会及び保健所主催の家族教室のうち、調査協力の得られた10箇所を直接訪問し、調査の趣旨説明、同意を得られた家族およそ120名について調査を実施しその場で回収を行った。 4.1年目の調査結果の単純集計作業 上記の調査票について、単純集計作業を進めている。
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