2004 Fiscal Year Annual Research Report
統合失調症患者の家族成員における介護負担感の変容プロセスと精神保健専門職者の課題
Project/Area Number |
15592319
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
半澤 節子 長崎大学, 医学部, 講師 (50325677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 保之 長崎大学, 医学部, 教授 (50108304)
田中 悟郎 長崎大学, 医学部, 助教授 (00253691)
稲富 宏之 長崎大学, 医学部, 助手 (10295107)
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Keywords | 統合失調症 / 家族 / 介護負担感 / 変容プロセス / 心身の健康 / 対処技能 / 情緒的支援 / 疾患や障害の理解 |
Research Abstract |
1.1年目の調査結果の解析作業 集計及び解析の結果、介護負担感は、家族の疾患や障害の理解、心身の健康、本人の生活状況に対する不満、対処技能、情緒的支援との間に相関がみられた。また、家族会への参加は情緒的な支援を促進することなどが明らかとなった。 2.1年目の調査結果の報告 昨年の調査対象者(家族会会員)に対して、主な結果を口頭で説明し、1年目調査報告書を配布した。 3.学会での発表 平成16年10月に行われた第18回世界社会精神医学会において、調査結果の一部を報告した。 4.2年目の調査の実施 長崎県内の家族会等のうち調査協力の得られた10か所を訪問し、2年目の調査の同意を得られた家族およそ100名について、質問票による自記式調査を実施した。 5.2年目の調査結果の集計、解析 上記の調査結果を集計し、前年度との比較検討を行うためデータの整理を行った。また、介護負担感の変容に寄与する要因を明らかにするための解析作業の一部を開始した。
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