2003 Fiscal Year Annual Research Report
看護臨地実習における事故等の発生に関する縦断的な分析手法の開発とシステム化
Project/Area Number |
15592324
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University of Health Sciences |
Principal Investigator |
猫田 泰敏 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 教授 (30180699)
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Keywords | 看護学生 / 臨地実習 / インシデント / 事故 / 発生 / 調査票 / 分析方法 / 縦断的 |
Research Abstract |
臨地実習期間中の看護学生が起こす事故やインシデントについて、教育中にあるという特徴を踏まえながら、事故やインシデントの概念の明確化、発生状況や関連要因に関する調査票の作成、データの収集を行った。 1.事故やインシデントの概念の明確化 先行研究における概念規定や申請者が進めてきた事例分析の結果に基づいて、事故やインシデントの内容や概念について検討し、明確化に努めた。 2.発生状況や関連要因に関する調査票の作成 事故等が発生した場面や内容を把握するための妥当な項目内容の設定については、臨地実習であることの特徴を踏まえたものとし、調査項目の検討を進めた。また、既に調査協力校(都内大学附属看護専門学校7校;3年制)で利用しているインシデントリポートとの整合性に留意した。 3.データの収集 事故等の事例のデータ収集のための方法について、特に事例把握における見逃しがを極力少なくする方策を重視して検討した。その結果、直接的に実習指導にあたる、調査協力校の実習担当教員を調査員とすることとし、2・3年次の学生について臨地実習の全期間にわたりインシデント等の発生情報を調査票に基づいて継続的に収集することとした。このため、調査実施のためのマニュアルを作成した。なお、調査票の取り扱いにおいては被調査者のプライバシーに十分配慮し、調査票の管理のための個人番号は、調査員以外には被調査者の同定が不可能となるよう任意の数字を用いることとした。 この方法によりデータ収集を開始した。なお、平成14年4月より本研究によるデータ収集開始直前までの事例についても、既存のインシデントリポートからの転記によりデータの収集を行った。 4.データの分析 事例データの分析およびこれと実習配置に関わる要因を併せた分析方法について検討を進めている。
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