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2005 Fiscal Year Annual Research Report

児童虐待予防に向けた周産期からの家庭訪問プログラムの開発と有効性の検討

Research Project

Project/Area Number 15592333
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

上野 昌江  大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70264827)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 和子  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (10300922)
大平 光子  大阪府立大学, 看護学部, 助教授 (90249607)
Keywords児童虐待予防 / 周産期 / 保健師 / 家庭訪問 / ペアレンティングプログラム / 事例検討
Research Abstract

本研究は、周産期に医療機関から市町村保健センターに連絡があった養育問題がハイリスクである対象者に対して、保健師または助産師が出産直後から母親への継続した支援を実施し、親子関係の良好な発展を図ることにより不適切な養育行動を予防することをめざす。3年目の研究活動として、H市での虐待事例検討会を継続した。また、I市で医療機関から連絡があったケースへの継続的な家庭訪問に向けての保健師・助産師への研修、家庭訪問の実施、定期的なケース検討会を実施した。
1.H市虐待事例検討会:平成17年4月から平成18年3月までに5回、5事例の検討を行った。H市保健センター保健師から4事例、F保健所から1事例である。子どもの年齢はいずれも乳幼児であり、母親に対人関係の問題や精神疾患があった。検討会の参加者は市保健センター保健師、保健所保健師、臨床心理士、大学教員(研究者)である。検討会をとおして、ケースの新たな姿が浮かび上がり、今後の支援への示唆が得られた。また、昨年度から継続的に検討会を実施することにより、保健師によるケースへの支援の質の向上につながっていると考えられる。
2.I市における家庭訪問プログラムの実施:周産期に医療機関から連絡があったケースに対する家庭訪問プログラムを立案し、それに沿って、現在プログラムを実施している。プログラムの実施者である保健師・助産師を対象に研究者、医師、臨床心理士による研修を5回実施した。初回訪問終了後のケース検討会を2か月おきに実施し、平成18年3月末までに3回実施した。
3.ペアレンティングプログラムに関する実態調査:オーストラリアで開発され、多くの国で実施されているトリプルP(Positive Parenting Program)のグループトリプルPについてオーストラリア・ブリスベンで開催されたファシリテータ養成講座に参加し、ファシリテータの認定を受けた。家庭訪問プログラムにこのペアレンティングプログラムの一部を反映させ評価として用いていく。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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