2003 Fiscal Year Annual Research Report
看護学生が老化の理解を深めるために有効なCAIを用いた学習教材開発
Project/Area Number |
15592349
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Research Institution | Hiroshima International University |
Principal Investigator |
横山 ハツミ 広島国際大学, 看護学部, 講師 (20280076)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 秀樹 広島国際大学, 人間環境学部, 助教授 (30294482)
林 慎一郎 広島国際大学, 保健医療学部, 助教授 (20238108)
浅田 庚子 広島国際大学, 看護学部, 教授 (50231882)
酒井 明子 福井医科大学, 医学部, 講師 (30303366)
面本 眞壽恵 広島国際大学, 看護学部, 講師 (60309648)
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Keywords | 生きがい / CAI / 看護学生 / エイジング / 模擬体験学習 / シミュレーション / 健康 / ストレス |
Research Abstract |
今年度は平成を生きる高齢者の実像を捉えなおすことを目的として、主観的・客観的な老人像について以下の調査を実施した。 1.広島県下の高齢者、男女537名を対象として、心身の健康度とPGCモラルスケール(生活満足度)および生活習慣ライフスタイルについて面接・郵送によるアンケート調査を実施した。そのデータ分析し、モラール得点の序列で、各145名、モラール高群(上位1/4)、モラール低群(下位1/4)ずつ抽出し、群間比較を行った。その結果:主観的健康感に関しては、モラール高群で88.3%の高齢者が健康と感じており、モラール低群の46.2%に比べ有意に(χ^2=58.25、p<0.01)その割合は高かった。 また、ストレスを感じる人の割合も、モラール高群で41.4.%とモラール低群の73.1%に比べ有意に(χ^2=29.81、p<0.01)低いことが明らかになった。 従って、モラール得点の高い高齢者は、健康状態も良好であり、ストレスも比較的感じにくいことが、明らかになり、前向きな生き方が、心身両面において有効に作用していることが示唆された。 2.対象者の身体活動の客観的指標調査として下肢の反射・バランス感覚機能のプレテストを行い次年度に向けて、バランス測定器を用いた調査の準備態勢を整えた。 3.A大学の看護学生125名に老年模擬体験演習とカード型シミュレーションゲームを用いて調査した。 その結果をB大学の看護学生79名のデータと比較検討を行った。ゲームにより学生が体験した30の体験項目それぞれの平均値を求め各群のt検定を行った。 その結果、学生の判断基準を明確化にするための体験感情項目グルーピングと有効な演習方法、対象数を検討し信頼性、妥当性を高める必要性が明らかとなった。
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Research Products
(1 results)