2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15592354
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
上西 洋子 大阪市立大学, 医学部, 助教授 (30310741)
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Keywords | Low Vision / 高齢者 / QOL / 看護 |
Research Abstract |
今年度は収集したデータの入力と解析を実施し、抄録・論文作成を行い学会で発表した。 1.前年度に実施した調査で収集したデータはSPSS12.0Jを用いて入力と解析を行った。 第1回目の面接調査では220名から研究の同意と協力が得られた。そのうち有効回答者215名の結果をデータとして入力した。郵送法による再調査は、第2回目は141名、第3回目は136名の研究協力者が得られた。海外のQOL評価質問票(NEI-VFQ25、LV-QOL)に関しては、信頼性および妥当性の検討を行い、日本の視覚障害高齢者用のアンケートを再検討しているところである。 2.研究成果を国内の学会で発表した。 7月11日に「視覚障害高齢者のQOLに関する研究」と題して第20回日本眼科看護研究会で発表した。海外における視覚障害者用のQOL評価質問票の信頼性について報告した。また、11月6日に「Low Vision高齢者のQOLに関する調査と尺度の検討」と題して、第9回日本老年看護学会で発表した。NEI-VFQ25について構成上の信頼性、反復再現性、因子妥当性等を検討し、さらに日本と米国との比較検討を行い報告した。海外のQOL評価質問票については、社会面での項目で信頼性が低く、日本の文化に合った項目を検討する必要がある。 3.既報のNEI-VFQ51(米国)のアンケート調査を本邦の高齢Low Vision患者に行った研究と、緑内障患者のQOLに関する研究は、単行本Trends in Glaucoma Researchの分担執筆でNova Science Publishersから出版されることが決まった。 今後日本の視覚障害高齢者に適した、国際的に比較可能なアンケートを作成し、国際学会に発表する予定である。
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Research Products
(2 results)