2003 Fiscal Year Annual Research Report
発達段階に応じた系統的な科学・技術教育推進のためのカリキュラムの開発
Project/Area Number |
15606003
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
山本 利一 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (80334142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 康幸 埼玉大学, 教育学部, 教授 (50134325)
牧野 亮哉 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (40008032)
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Keywords | 新エネルギー / 太陽光発電 / 風力発電 / バイオマスエネルギー / カリキュラム / 教材・教具 / 小学校理科 / 技術・家庭科 |
Research Abstract |
1.児童・生徒・学生の実態把握 小・中学校とアンケート調査とフィールド・ワークにより,児童・生徒の新エネルギーに関する意識を明らかにすることができた。また,各種学会や研究会へ参加して,現在利用されている既存の教材を収集した。収集した市販教材の長所と短所を製作を通して検討した。 2.新エネルギーに関する教材・教具の開発 発達段階に応じたエネルギー変換に関する教材・教具の開発及び製作として,太陽光発電システムを利用した,温室模型を開発し,指導マニアルの作成に取りかかった。また,風力発電システムの教材開発として,ブローニ型の風車の製作を行った。バイオ・化学に関するの教材の設計に取り組んだ。 3.学習カリキュラムの開発 系統的なカリキュラム,を構築するにあたり,小学校理科4年生と6年生,高等学校における,新エネルギーに関する,学習指導案の作成を行った。 中学校においては,技術・家庭科の技術とものづくりの中での,新エネルギーに関する学習項目を検討し,年間指導計画への組み込みを模索した。 4.授業実践組織の確立 小・中・高等学校の教員と県教育委員会指導主事を含む組織の確立として,研究協力員を依頼し,本研究で作成したカリキュラムや指導案の検討を行った。また,授業実践者を選出し,来年度の授業計画を作成している。今後の研究として,小学校で約16時間,中学校で約12時間,高等学校で約2時間の授業を実施し,開発した教材,教具とカリキュラムの評価を行う研究計画を立案した。
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