2004 Fiscal Year Annual Research Report
WBTとビデオストリーミングを用いた医療系教育情報基盤の構築
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15606011
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| Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
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Principal Investigator |
大喜 雅文 九州大学, 医学部, 教授 (10160441)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊福 不可依 九州大学, 医学部, 教授 (10117179)
大池 美也子 九州大学, 医学部, 教授 (80284579)
藤本 秀士 九州大学, 医学部, 教授 (30199369)
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| Keywords | WBT / ビデオストリーミング / ビデオ・オン・デマンド / e-Learning |
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| Research Abstract |
本研究は、最新の情報通信技術を利用して高等教育における新たな教育環境の確立を目指すものであり、特に医療系教育への利用を目指し、WBT(Web Based Training)とビデオストリーミングを組み合わせたシステムを教育現場で用いて、その有用性の評価を行った。
本年度は、ネットワーク上への動画像を配信するためのビデオストリーミングサーバに本学科の看護学専攻の教員が自主制作した「基礎看護技術学」に関する約30本の学習ビデオを蓄積し、WBTとして世界多くの高等教育機関で利用されている教育コース作成支援ソフトウェアWebCT(Web Course Tools)を用いて、これらのビデオ教材を含む「基礎看護技術学」のコースを作成した。ビデオストリーミングサーバとしては、本保健学科内部のみに配信するメディアホークサーバと学外へのビデオ配信のためのクイックタイムサーバの2つを用意してMPEG1形式で保存した動画を配信させた。作成したコースは40名の学生に同時に利用させたが、問題なく利用できた。また、100名を超える学生の利用でも視聴時間等の調整を行うことにより、利用が可能であった。ビデオを繰り返し視聴しながら、コンピュータ上でレポートを作成するこのような教育コースは、学生の能動的・主体的学習に対する動機づけを与え、学生による評価も高いものであった。また、教育者にとってもeラーニングの導入は教育における質を落とすことなく、逆に質を向上させながら教育者の時間的、労力的な負担を減ずることができるため、教育者に新たな教育の展開を始めるための余裕を与える。このように本研究では、医療系教育へのWBTの利用は、学生から高い評価が得られるとともに、個々の学習者の学習効果が向上することが示された。
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