2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15639001
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
柴田 重信 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10162629)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本間 研一 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40113625)
深田 吉孝 東京大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80165258)
岡村 均 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60158813)
海老原 史樹文 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (50135331)
近藤 孝男 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10124223)
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Keywords | 体内時計 / 時計遺伝子 / 分子機構 / リズム障害 / 分子生理 / 環境生理 / 生体リズム / 細胞内・細胞間情報伝達 |
Research Abstract |
基盤Cは特定領域の発足なための会議・打合せを目的に企画されたものである。体内時計の分子基盤解明のための特定領域は前年度に終了し、本年度はそれを発展させるべく、新しい視点からの体内時計全容解明を目指した研究チームの発足を目的としたものである。本研究は我が国の代表的な生物時計研究者が共同研究できうる組織体を構成し、体内時計の全構造・機能を解明するためいくつかのモデル生物を使用し、その詳細な分子機構ならびに時計システムとしての生理機構を解明しようとするものである。それぞれ個々の研究者が研究計画、アイデアを持ち寄るワークショップを開催し、効率良く共同研究を実施するために情報交換し、体内時計機構の全容を解明するストラテジー構築が本研究の狙いである。現在このグループで、時計遺伝子に関連した種々のミュータント動物・植物やセルラインが作られており、これらの実験生物の共有・共同利用の促進化も本企画研究の狙いである。そこで2003年9月の世界時間生物学会の札幌開催に合わせて班会議を開き、特定領域発足に向けた、具体的テーマの絞込み、人選を行なった。その後班会議で得られた情報をもとに、科学研究費補助金「特定領域」平成16年度発足特定領域申請書「哺乳動物体内時計の分子基盤から応用研究展開、代表 柴田重信」を文部科学省に応募した。また、特定領域が採択された場合、研究体制がスムーズに移行するための打合せ会議を2004年2月に東京で開催した。特定領域の計画研究班の代表者を主に、また、新進気鋭の若手研究者にも積極的に参加していただき、それぞれの研究の進捗状況を報告してもらい、種々の問題点等を討議し、特定領域発足の準備を行なった。
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