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2003 Fiscal Year Annual Research Report

公共事業における環境コミュニケーションの効果的な情報提供手法の開発

Research Project

Project/Area Number 15651010
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

小林 愼太郎  京都大学, 地球環境学堂, 教授 (20026602)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西前 出  京都大学, 地球環境学堂, 助手 (80346098)
Keywords情報提供 / 公共事業評価 / 環境コミュニケーション / 計画認識 / パブリック・コミュニケーション
Research Abstract

本年度は研究開始にあたって、対象とする公共事業として沖縄県沖縄市中城湾に位置する泡瀬地区埋立事業を選定した。本事業は、埋立面積185ha、総事業費655億円の大規模プロジェクトである。泡瀬干潟を埋め立て、海洋リゾート拠点を整備するものであり、採算面での問題点も指摘されており、また豊かな自然環境が破壊されるのは認められないとして、事業の中止を求める住民の声が高まっている。
平成15年7月16日から18日まで西前と大学院生1名が現地調査を行った。現地視察に加え、反対住民の代表者との聞き取り調査、および開発側の沖縄総合開発局にて資料収集を行った。これらの情報を基にアンケートを作成し、泡瀬地区埋立事業に対する住民意識のアンケート調査を、沖縄市の世帯を対象に平成15年10月1日から24日までの期間に郵送法により実施した。沖縄市の全39,435世帯(平成12年度国勢調査)のうち2,000世帯を無作為抽出し、アンケート票を配布した。宛先不明で不達返送された177通を除く実質配布数1,823通に対して、回収されたアンケート票は376通(回収率20.6%)、有効回答数は271通であった。このアンケートでは、個人属性、計画認識、計画の予想結果と賛否を尋ねており、回答者が世帯の意見を代表しているものとした。
住民の計画への賛否は、「かなり反対(26.0%)」・「反対(27.7%)」・「少し反対(10.8%)」・「どちらでもない(5.5%)」・「少し賛成(6.4%)」・「賛成(16.3%)」・「かなり賛成(7.2%)」であった。これらの結果を基に、住民の計画認識・評価との間に潜む構造を把握するためのモデル構築を試作的に行った。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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