2003 Fiscal Year Annual Research Report
人口減少社会の政策を立案するための社会構造の数理モデルの開発研究
Project/Area Number |
15651074
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
藤正 巖 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (30010028)
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Keywords | 社会構造推計 / 人口推計 / システムダイナミックス / ネットワークサーバ / 地理情報システム / マクロ経済学 / 人口減少 / 社会構造推計データベース |
Research Abstract |
まず人口減少が必定であることを証明することから始めた.このために既に開発された社会構造推計エンジンを用いて,3000を超える日本全市町村の社会構造推計をった.すでに本研究者の手によって社会構造推計エンジンが開発され特許申請されている.この系の中には,不確定な変量と考えられる政策的・経済学的・文化的変数は一切加えられておらず,このエンジンは将来の社会構造が容易に推計しうる生物学的なバヅクボーンを与え,しかも科学的に将来の社会構造が計ができるという点で強い分析能力を持っている.この社会構造学的モデルを使い,その周りに配した政策変数変換モデルによって,ある政策を取り入れたときにメインの社会構造モデルにどのような変化が起こりうるかを分析した. このモデルを運用するために,政策研究院の外部にネットワークワークショップを作り,多くの外部研究者や官庁・企業の実務家と意見を交換できるよう,POST-MAX.NETのネットワークサーバーを構築した. このようにして作られたモデルに与えるデータは,ある特定の地域社会の経済社会統計から獲得し,データベースを作り始めている.開発作業を能率化するために,既にできあがったソフトウェアの運用については,研究を支援する特定の入力推計の専門組織にこのモデルを使った具体的推計を外注をした.この方法は海外の自然科学研究者が自らの独創的研究を支え保護する基本的手法となっており,日本の研究者組織にありがちな仲良し会のような,知的所有権の保護が得にくいなれ合いの研究者集団から研究者を独立させる良い手段となった.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 藤正 巖, 松谷明彦: "人口減少社会に直面する医療システムの将来"-GRIPS Research Memorandum 「極大値後の社会」プロジェクト Monogram 8. PMWP 03-036. 0-68 (2003)
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[Publications] 藤正 巖: "人口減少社会のDynamics - Post-Max Societyの制御手法"-GRIPS Research Memorandum 「極大値後の社会」プロジェクト Monogram 7. PMWP 03-029. 0-40 (2003)
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[Publications] 藤正 巖, 松谷明彦: "雇用者報酬の配分に着目した国民経済計算推計"-GRIPS Research Memorandum,「極大値後の社会」プロジェクト Monograph 4. PMWP 03-013. 0-9 (2003)
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[Publications] 藤正 巖, 松谷明彦, 松浦弘幸, 中澤秀夫, 藤正 剛: "人口減少社会における企業戦略立案の基礎手法-社会構造推計エンジン,地理関連情報図下エンジンと市町村データベース"-GRIPS Research Memorandum,「極大値後の社会」プロジェクト Monograph 3. PMWP 03-007. 0-20 (2003)
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[Publications] 藤正 巖: "人口減少社会の到来と激変する医療経済と技術"-GRIPS Research Memorandum,「極大値後の社会」プロジェクト Monograph 2. PMWP 03-005. 0-20 (2003)
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[Publications] 藤正 巖, 中澤秀夫, 藤正 剛: "兵庫県の社会構造推計地図"-GRIPS Research Memorandum, GRIPS GIS Series 28. PMWP 03-003. 0-32 (2003)