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2003 Fiscal Year Annual Research Report

国際結婚家庭における母語の使用と子への継承:日本語-非英語家庭の言語使用状況調査

Research Project

Project/Area Number 15652026
Research InstitutionKwansei Gakuin University

Principal Investigator

山本 雅代  関西学院大学, 言語教育研究センター, 教授 (40230586)

Keywordsバイリンガル / バイリンガリズム / 国際結婚家庭 / 言語使用 / 母語 / 言語習得 / 少数派言語 / 言語継承
Research Abstract

研究計画に従い、本年度は主に質問紙調査の改訂および調査対象家庭への調査紙の配布並びに回収・作業を行った。また、調査対象家庭のうち少数の家庭に対しては、次年度に実施予定の追跡面接調査に向け、質問項目の抽出、作成を行うことを目的として、面接法による聴取という形態で質問紙への回答を求めた。
質問紙の回答集計とその分析は次年度に実施の予定であるが、得られた回答を概観したところ、家族員間での言語使用について、前回調査(yamamoto,2001)の分析対象となった日本語-英語家庭とは大きく異なった特徴が認められた。その主要なものとして、1)フィリピン親の母語がほとんど使用されていないこと、2)フィリピン親あるいは日本親どちらの親の母語とも異なる第三言語が使用されており、ほぼすべてのケースにおいて、それが英語であることを列挙することができる。次年度の追跡面接調査では、なぜどちらの親の母語でもない第三言語が使用されているのか、その背景や動機を探りたいと考えている。
平成16年度(質問紙調査の結果集計と分析作業並びに追跡面接調査の実施)の具体的な研究計画は以下の通りである:
1.質問紙調査の結果集計と分析-回答結果を集計し、これを分析する
2.追跡面接調査の実施-面接協力家庭を訪問し、半構造化面接法による追跡面接調査を行う
3.追跡面接調査結果の整理と分析-収録した音声記録並びに記述記録を整理、分析する
4.国際結婚家庭の言語使用状況の総合的考察-質問紙調査並びに追跡面接調査分析結果の統合作業を通し、国際結婚家庭の言語使用の状況を総合的に考察する
5.前回調査の分析(日本語-英語家庭)から得られた知見と、今回調査の結果との比較を行う
Yamamoto, M.(2001).Language Use in lnterlingual Families : A Japanese-English Sociolinauistic Study. Clevedon : Multilingual Matters.

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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