2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15652035
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
志水 俊広 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 助教授 (30269097)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
クイン ブライアン 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 助教授 (60190170)
カスヤン アンドレアス 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 助教授 (80253524)
松村 瑞子 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (80156463)
古村 由美子 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 助手 (30336036)
田中 陽子 九州大学, 大学院・言語文化研究院, 教授 (70091238)
|
Keywords | 大学教育 / 外国語教育 / ニーズ分析 |
Research Abstract |
ほぼ毎月の定期的な会合を開き(10月、11月は2回ずつ)、他大学での事例や今まで九州大学で実施された外国語教育に関する授業評価やニーズ分析をもとに、本研究で実施するアンケート項目およびインタビュー項目の吟味とアンケート用紙の作成を行った。そのインタビュー項目をもとに英語と英語以外の外国語の使用や教育について九州大学各学部の教務関係の教官および外国語教育に関心のある教官計13名に個別にインタビュー調査を実施した。その結果、研究活動における英語の役割が増しているが英語以外の外国語の教育も必要であるという認識を広く得られた。さらに、外国語教育、特に英語教育は学部低年次(1,2年生)だけでなく、むしろ研究者としての道を歩み始めた大学院生にも必要であるという考えを多く得た。また、外国語教育の内容や方法についてはさまざまな意見が出た。このようなインタビュー調査の結果に基づきアンケートの項目と形式のさらなる吟味と修正を行った。 上記のインタビューの実施およびアンケートの作成と並行して、ニーズ分析に関連する以下の活動を行った。(1)「外国語学習における社会の示唆的規範」のアンケート(カナダマニトバ大学との共同研究)を1年生全員に実施した。(2)九州大学全学教育「学生による授業評価(平成15年前期)」の実施に携わり、言語文化科目と外国語コミュニケーション科目のデータを分析した。(3)平成15年度第3回全学FD(ファカルティー・ディベロップメント)「九州大学における言語文化科目の教育内容の改善に向けて」に積極的に関与した。具体的には、事前アンケートの作成や集計と全体会での講演や分科会での司会および分科会の内容報告を行い、このFDで中心的役割を担った。
|
-
[Publications] Quinn, Brian et al.: "The effect of teacher praise on motivation and learning in the Japanese English classroom"言語文化論究. 18. 155-160 (2003)
-
[Publications] 古村由美子: "日本人日本語教師と英語母語話者英語教師の対人葛藤対処方略の比較研究"言語文化論究. 19. 1-25 (2004)
-
[Publications] Quinn, Brian: "Meeting the linguistic needs of MBA program graduate schools in Japan"言語文化論究. 19. 39-56 (2004)
-
[Publications] Kasjan, Andreas: "多言語習得とその使用"言語文化研究叢書IX『社会開発をめぐって』. 9. 1-14 (2004)
-
[Publications] 田中陽子: "英語以外の外国語教育について"言語文化研究叢書IX『社会開発をめぐって』. 9. 65-85 (2004)
-
[Publications] Quinn, Brian: "Providing Japanese university students with the skills to become effective international communicators in English"言語文化研究叢書IX『社会開発をめぐって』. 9. 155-168 (2004)