2003 Fiscal Year Annual Research Report
乳幼児における情報リテラシーの発達と障害の影響に関する心理学的研究
Project/Area Number |
15653046
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
林 安紀子 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70238096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 一成 東京学芸大学, 助教授 (50293006)
大伴 潔 東京学芸大学, 教授 (30213789)
橋本 創一 東京学芸大学, 助教授 (10292997)
菅野 敦 東京学芸大学, 教授 (10211187)
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Keywords | 情報リテラシー / 発達障害 / 乳幼児 / コンピュータ / 発達 / 心拍 |
Research Abstract |
本研究は、平成15年度が初年度であるが、科学研究費の交付決定が平成15年10月末であったことから、今年度は、以下の2実験の実験刺激等を作成し、予備実験によって実験手続きを検討するにとどまった。従って、研究発表等の成果公表はできなかった。 実験(1)「興味」の発達:コンピュータ機器に対する視線の方向や持続時間などの行動指標、及び心拍反応を測定する。今年度は、携帯型自動血圧心拍計を購入し、生後6〜10ヶ月齢児の心拍反応を測定する手続きを検討した。 実験(2)「操作」の発達:今年度マウスの操作に関する、「マウス操作の発達評価及び支援プログラム」を作成した。まず、マウス操作学習の発達段階を、1)能動的にボタンを押す、2)マウスの動きとマウスポインタの動きの連動に気づく、3)画面上のターゲット位置にマウスを移動させることができる、4)画面上のターゲット位置にマウスを移動しクリックすることができる、5)画面上の2点のターゲットをクリックする、6)ドラッグして画面上の物体を任意の位置へ移動できる、の6段階を仮定した。これらの段階を達成目標とするゲーム形式のソフトをそれぞれの段階について作成した。しかしながら、予備実験を行うまでには至らなかった。
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