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2003 Fiscal Year Annual Research Report

臨床学校文化学の試み-教育臨床問題の学校文化要因の解明と解決の学として-

Research Project

Project/Area Number 15653066
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

三輪 壽二  茨城大学, 教育学部, 助教授 (00334003)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 生越 達  茨城大学, 教育学部, 助教授 (80241735)
Keywords不登校 / 学校文化 / 教育臨床 / 教員文化 / 生徒文化
Research Abstract

平成15年度の本研究の目標は、まず不登校に影響を及ぼす学校外文化要因の選定にあった。その上で、その要因との関連が予想される都市を選定し研究調査を依頼し、さらに可能な限り、その調査に着手していくことにあった。
今年度の成果としては、次の5点があげられる。(1)膨大な不登校の先行研究を文献研究した。その結果、不登校に影響を及ぼす学校外文化要因について、不登校類型(文部科学省による不登校の5類型)に沿っての研究は殆ど見当たらないことがわかった。(2)本研究の焦点として、類型を総計した不登校全体は研究の前提としつつも、不登校類型のうち、非行型と近年特に問題になっている無気力型を主に取り上げていくことが決定された。とりわけ後者の研究は皆無に近い研究状況であった。同時に不登校全体も、(3)非行型及び無気力型を中心にして学校外文化要因を検討し、いくつかの候補が決定された。たとえば、学区人口の流動性、繁華街と学区の距離、学区の路線価、学区がどのような地区に指定されているか(商業地区か工業地区か繁華街かなど)、学区の養護学校就学状況、などである。(4)調査都市を選定した。また、当該選定都市の地図や路線価図などの学校外文化要因を明確にするための資料収集を行い、それらの資料を利用して統計処理分析をしていくための準備をした。これに従って、間もなく当該都市の教育委員会に調査依頼を行う予定である。(5)フィールド調査に必要な研究資材や備品を購入した。
以上、当初の研究予定よりも進捗状況が遅れているが、研究を進めるうえでの慎重な事前準備ができたことは大きな成果と言える。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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