2004 Fiscal Year Annual Research Report
「参加」型美術の今日的展開と生涯学習社会におけるその教育的意義・可能性
Project/Area Number |
15653072
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
長田 謙一 千葉大学, 教育学部, 教授 (20109151)
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Keywords | 美術 / アート / 参加 / オルタナティブ / アートNPO / マイノリティ / 障害者と健常者 / コンテンポラリーアート |
Research Abstract |
国内外で台頭してきた「参加型」アートの現場に赴き、その具体的事例をリサーチするほか、実際にワークショップをも試み、理論的・実践的に研究を進めた。 具体的には A リサーチ I 国外:(1)中国 上海、杭州を訪問し、上海ビエンナーレ、上海比翼(BizArt)、中国芸術院の現代的展開をリサーチ。(2)韓国 光州、釜山を訪問し、両都市でそれぞれ開催されたビエンナーレ展で、キューレーターなどに面談し、参加型アートの展開をリサーチする。特に光州ビエンナーレでは、観客の企画への参加がそのコンセプトのうちに盛り込まれ、多くの示唆を得る。(3)フィリピンへの調査は日程的に調整がつかず実現できず。 II 国内:(1)仙台 七夕オルグ、メディアテーク。(2)都内 向島、港区、杉並等の諸展開。(3)金沢21世紀美術館。(4)関西 <京都>京都アートセンター、<大阪>應天院、SAP(新世界アートパーク)、<神戸>CAP House、アートビレッジセンター。(5)青森 国際芸術センター青森、NPO・Harappa、NPO・Art-isanや沖縄 Wanaki、その他各地の情報を収集。 B 実践 (1)千葉アートネットワークプロジェクトに参画し、参加型の各種プログラムを実地に推進。 (2)千葉アートネットワークプロジェクトのエレメントの一つであった、ダンサー山田うんウォ招いた、障害者とともにダンスワークショップを展開する企画を、アートプロジェクトの諸企画が終了した後、個別に改めて組織し、千葉大学製多数の援助を得ながら、障害・健常者のともに参加するワークショップを実現。 C 研究成果報告 各種のシンポジウムで千葉アートネットワークプロジェクトを中心に、参加型アートについて討議。 特に、3月25-27日の第27回美術科教育学会CHIBA大会で学会発表を行う。
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Research Products
(4 results)