2005 Fiscal Year Annual Research Report
「参加」型美術の今日的展開と生涯学習社会におけるその教育的意義・可能性
Project/Area Number |
15653072
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
長田 謙一 千葉大学, 教育学部, 教授 (20109151)
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Keywords | 美術 / アート / 参加 / 生涯学習 / プロジェクト / 地域 / 公共 / 意味生成 |
Research Abstract |
本研究代表者は、年度当初の研究実施計画に沿い、 1 海外及び国内各地の「参加」型アートの展開をイタリア、フィンランド、国内では横浜トリエンナーレ、横浜BankART1929、東京向島、沖縄前島、青森国際芸術センター等各地に調査。 2 千葉で学生・美術館・地域諸機関・地域住民らとともに、「参加」型の典型例となるプロジェクトとして、千葉アートネットワークプロジェクト2006を展開した。千葉市栄町に、空き店舗再生によるアートセンターを開設し、朝岡あかね、北山美那子、コスゲ1-16などのアーティストを招き、子供からおとなまでが参加するアートプログラムを展開。千葉市緑区では、地域NPOや心身に障がいをもつ人々とともに、アーティスト磯崎道佳を招き大藪池近隣にプログラムを展開し、ダンサー山田うんを中心に身体表現ワークショップを重ねた。佐倉市立美術館と提携し、アニメ作家布山タルトのもと、高校生等の参加を得てアニメ征作を行った。 3 参加型アートについて理論化を図るとした課題に関して、上記Wi-CAN内シンポジウムを幾度も開催した他 学会・研究会報告:教育科学研究会大会/船橋アートNPOシンポジウム/唯物論研究会秋田大会/SoVA(Seeds of Visual Art) Project第3回研究会で研究報告を行った。 4 報告書を印刷する課題については、(1)Wi-CANProjectの詳細な記録集をまとめた。(経費は科研費とは別の財源が可能となった)(2)上記(1)で、Wi-CAN Prijectに即したドキュメントを作成したので、本研究課題に即した理論的総括の場として日本各地で「参加」型アートの展開にかかわっている方々を報告者として招き公開コロキウムを開催した。
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Research Products
(4 results)