2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15656096
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
石澤 広明 信州大学, 繊維学部, 助教授 (90345760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥羽 栄治 信州大学, 繊維学部, 教授 (60010956)
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Keywords | 光導波路 / ガス検出 / 酸素 / 二酸化炭素 / ケミカルセンサ / 分光分析 / 蛍光 / 近赤外 |
Research Abstract |
光導波路を利用した光応用計測を用い,ガス検出を実現するための基礎情報として,酸素,二酸化炭素,トルエン,キシレンの光吸収波長について,分光分析装置を用い求めた. また,光導波路プローブによる高感度残留ガス検出システムを目的とし,光ファイバを用いた蛍光およびエバネッセント波吸収を利用した化学センサを検討し,以下の点を明らかにした. (1)蛍光を発する指示薬を混合し,センサチップを構成することにより広いダイナミックレンジで溶液のpHを測定可能である. (2)スレーブ型光導波路により,材料中の残留成分(ヒト由来の皮脂)や,ヒトの血糖値の非破壊計測が可能である. (3)蛍光の消光現象を利用したセンサチップを多層構造とすることにより,酸素および二酸化炭素の同時計測が可能である. (4)既存のセンサを調査し,同様原理のシステムが実用化されていることを踏まえ,今後複数項目・成分を同時に検出可能なものを目標とすべきとの認識を確立した. 以上の結果をもとに,これらのセンサを集積化することにより,同軸ファイババンドルで多項目を一斉に計測可能なセンサデバイス構築について研究を進めるとともに,本デバイスに付加できる光干渉計を計画している.
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Research Products
(4 results)