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2003 Fiscal Year Annual Research Report

化学物質に暴露したラット初期着床胚のプロテオーム解析による胚発育機能分子の探索

Research Project

Project/Area Number 15658090
Research InstitutionNational Institute of Health Sciences

Principal Investigator

宇佐見 誠  国立医薬品食品衛生研究所, 薬理部, 研究員 (20223521)

Keywordsプロテオーム解析 / 胚発育 / ラット / 初期着床胚 / 二次元電気泳動 / 質量分析 / 胚タンパク / 化学物質
Research Abstract

1.二次元電気泳動でラット初期着床胚および卵黄嚢膜のプロテオーム解析をするための胚サンプルの可溶化法および電気泳動条件を確立した。確立した方法を用いて、全胚培養法により胎齢10.5日から11.5日の培養期間中にサリチル酸に暴露した培養胚の解析を行ったところ、明らかな変化のあるタンパクのスポットを同定することが出来なかったので、さらにタンパクスポットの検出感度を高めるために実験方法を改良中である。
2.ラット胚栄養因子と結合する膜タンパクをアフィニティカラムで分離し、上記の方法で解析したところ、特異的に結合するタンパクスポットを同定することができた。さらにスポットタンパクの質量分析により、タンパクを同定した。このタンパクが実際に卵黄嚢膜上に発現し胚栄養因子と結合することを、共焦点レーザー顕微鏡により確認中である。また、このタンパクと関連して胚発育において発現量が変化するタンパクを卵黄嚢膜の胚発育段階別のプロテオーム解析により検索する計画である。
3.二次元電気泳動により分離される比較的多量に発現されているタンパクスポットについて、ゲル内消化ののち質量分析を行い、マススペクトルのデータベース検索により、ベータアクチン、ATPシンターゼなどを同定した。発現量が少なめのタンパクとして、アポリポプロテインなどを同様にして同定した。さらにタンパクスポットの同定を進めるとともに、これらのタンパクをマーカーにしたラット胚および卵黄嚢膜のプロテオームマップを作成中である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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