2003 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを活用した医療薬学系大学院教育カリキュラムの開発
Project/Area Number |
15659035
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
木村 和子 金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80324094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 謙一 金沢大学, 医学部附属病院, 教授 (30100514)
山田 清文 金沢大学, 薬学部, 教授 (30303639)
辻 彰 金沢大学, 薬学部, 教授 (10019664)
俵 友恵 金沢大学, 医学部, 教授 (40251962)
鈴木 永雄 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (50092250)
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Research Abstract |
金沢大学大学院自然科学研究科医療薬学専攻で実施している講義科目および新規追加講義科目についてソニーの医療従事者向けインターネット放送サイト「メディカル・チャンネル」で順次オンエアしてきた。既に、そのプログラム数は、16となっている。 1.講義コンテンツの充実 平成15年度までに行った講義コンテンツの作製を継続し、さらなる充実をはかった。具体的には、以下の講師の講義コンテンツのメディカル・チャンネルでのオンエアを実施した。 〓米田幸雄(金沢大学大学院教授)「神経薬理学」 〓木津良一(金沢大学大学院助教授)「内分泌かく乱物質」 2.講義コンテンツの簡易作製法の確立 スタジオで収録するのではなく、講師が実際に講義室で講義をしている内容か、自室で、ひとりで収録できるシステムを導入し、収録のテストを行う。このために、今回デジタルコンテンツ自動作成ソフト(Content Author Presto(ソニーブロードバンドソリューションズ))とそれを動作させるためのゴンピュータを購入し、試験的に収録を実施した。今後、本ソフトを利用したコンテンツの作製を取り入れていく予定である。 3.講義コンテンツの評価 現在金沢大学大学院医療薬学専攻に在籍している学生に、チャット形式で意見を寄せてもらった。その中では、いつでも視聴できる。繰り返し聞けることが良いとの意見を得た。一方、チャット形式の学生と教官のディスカッションでは、いろいろな意見が寄せられるメリットがあったが、話が偏りやすいこと、回線のレスポンスの問題も指摘された。 4.インターネットを活用した大学院でのカリキュラムの開発 作製したコンテンツを中心として、授業のシラバスの作成および、コミュニケーション方法等のノウハウを取り入れたカリキュラムの作成中である。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] 松下良, 鈴木永雄, 清水栄, 成橋和正, 木村和子ほか6名: "インターネットを活用した医療薬学教育に対する病院薬剤師を対象とした需要調査"日本病院薬剤師会雑誌. 39. 143-147 (2003)