2003 Fiscal Year Annual Research Report
分光光源型マルチスペクトルカメラによる浅部皮下組識観察システムの開発
Project/Area Number |
15659134
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
谷 重喜 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教授 (80217116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 直人 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20190291)
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Keywords | 分光光源装置 / マルチスペクトル / 皮下組織 / CCDカメラ / スペクトル光源 / 色素特性 / 波長帯域 / ローデータ |
Research Abstract |
○人体浅部皮膚組織の映像を撮影するための分光光源照明装置とマルチスペクトルCCDカメラの製作を行った. (1)分光光源装置の製作 分光光源は,皮膚画像を特徴付けるスペクトルを既存の分光光度計の光源を利用して,光の皮下透過性の特徴を見るための評価を行った.この結果より,強度の強いスペクトル波長光の必要性が判明したため,この光を得るのにゼラチンフィルターとランプの組み合わせた光源製作した. (2)マルチスペクトルCCDカメラの製作 既存のCCDカメラは,各種のフィルタが組み込まれていることやカメラ装置内部に電子的画像処理を自動的に行なう仕組みが施されている.そのため加工されていないローデータ映像を撮影するためにCCDモジュールに前処理的な光学フィルタを施さないCCDカメラ装置を作成した.さらに特徴光源の光を補足するためにカメラに各スペクトル波長帯領域を撮影するフィルタを備えたカメラの製作を行った. (3)皮膚浅野組織の撮影条件探索 浅部皮膚組織の特徴を忠実に撮影や映像の再現をするために,被写体となる組織の状態を描画するのに必要な波長帯域の波形分析を行い,皮膚浅部の光透過率や色素特性の測定を行った.これには前記にて作成したスペクトル光源とカメラを用いた.
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