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2003 Fiscal Year Annual Research Report

膜4回貫通型蛋白CD9の膵ラ氏島分化及びインスリン分泌能における重要性の解明

Research Project

Project/Area Number 15659218
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

河盛 隆造  順天堂大学, 医学部, 教授 (00116021)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 多田 昇弘  順天堂大学, 医学部, 講師 (50338315)
綿田 裕孝  順天堂大学, 医学部, 講師 (60343480)
Keywords膵β細胞 / インテグリン / 糖尿病 / インスリン分泌 / 発生学 / インスリン
Research Abstract

CD9は、インテグリン、膜結合型細胞増殖因子HB-EGFなどの蛋白質と細胞膜上で複合体を形成し、細胞増殖、分化、cell migrationなどに関与していると考えられている。しかし、膵β細胞において、CD9が発現しているという報告は一切なかった。我々は、以前より膵β細胞の発生、分化過程の分子メカニズムの解明を目的として研究を続けてきたが、その過程で、増殖因子HB-EGFが、膵においては膵β細胞特異的に発現を認めることを明らかにしている(Kaneto et al. JBC 1997)。さらに、HB-EGFの機能を究明する目的で、CD9に注目し,膵β細胞における発現を調べた。その結果、興味深いことに、我々の検討の結果、CD9はマウス膵発生過程において膵ラ氏島細胞の分化が顕著となるe12.5の時期に導管様構造の細胞に発現を認め、e15.5でインスリン陽性細胞及びその周辺の上皮細胞に強く発現を認め、adultのマウスにおいては膵β細胞特異的に発現を認めることが明らかとなった。そこでCD9の膵発生分化過程における重要性を検討するため、CD9ノックアウトマウスの膵発生過程における各週齢のマウスの膵をHE染色、及び、インスリン、グルカゴンの抗体を用いた免疫組織染色をすることにより膵ラ氏島の各発生過程における形態を観察した。現在までのところ、膵ラ氏島分化過程の障害は認められていない。現在インスリン分泌能に関して検討しているところである。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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