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2003 Fiscal Year Annual Research Report

膵細胞の生存、増殖調節機構に関与する新規PDX1ターゲット遺伝子の同定

Research Project

Project/Area Number 15659293
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

川口 義弥  京都大学, 医学研究科, 助手 (60359792)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤本 康二  京都大学, 医学研究科, 助手 (70335280)
土井 隆一郎  京都大学, 医学研究科, 講師 (20301236)
今村 正之  京都大学, 医学研究科, 教授 (00108995)
河本 泉  京都大学, 医学研究科, 助手 (90335258)
Keywordspdx1 / 転写 / ターゲット遺伝子
Research Abstract

PDX1はインシュリン産生細胞においてinsulin,GLUT2,glucokinaseなどglucose homeostasis維持に重要な遺伝子群の転写調節を行なうhomeobox型転写因子である。これまで、主に膵内分泌細胞における機能解析が行なわれできたが、外分泌細胞における機能については十分な研究がなされていなかった。われわれはこれまで、Elastase-Creを用いた外分泌細胞特異的pdx1ノックアウトマウス、ptfla promoterを用いたpdx1強制発卑マウスを作成し、解析を行なったところ、外分泌細胞特異的にpdx1をノックアウトすると外分泌細胞のapoptosisを来し機能不全になる事、一部の細胞は膵管細胞への分化を来す事が判明した。また、ptfla promoterを用いたpdx1強制発現マウスでは、作成したトランスジェニックマウス4ラインのうち3ラインまでが膵未分化腫瘍を形成した。現在、この腫瘍の詳しい解析を行っている。
以上の結果から、PDX1は膵細胞において、細胞の生存、細胞増殖シグナル伝達にかかわる重要な遺伝子の転写調節因子である可能性がある。本研究ではその新規のPDX1ターゲット遺伝子を同定する目的で、DNA micro arrayを用いたcandidate gene approachで実験を行なうべく、まず、CMV promoter下にpdx1を発現させるアデノウイルスの作成を行った。作成したウイルスはCos cellへの導入で、十分な導入効率も発現量が得られた。
現在、pdx1ヘテロマウスの飼育を行っている。コロニーを増やした段階で、交配によりpdx1ノックアウトマウスを得、その膵原基を対象にpdx1アデノウイルスを感染させ、DNA chipによる解析へと進む予定である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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