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2003 Fiscal Year Annual Research Report

マウスES細胞から分化誘導した膵島細胞のアロ免疫原性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15659298
Research InstitutionNara Medical University

Principal Investigator

中島 祥介  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00142381)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久永 倫聖  奈良県立医科大学, 医学部, 助教授 (30275341)
KeywordsES細胞 / 膵島細胞 / 移植
Research Abstract

平成15年度は,研究計画に従って,研究を遂行し,これまでに以下の結果を得た.
McKayらの方法(Science 2001;292(5520):1389-94)に準じて,未分化マウスES細胞からインスリン分泌可能膵島様細胞集塊(insulin-secreting pancreatic islet clusters)の分化を試みた.しかしながら,最近になって,報告されている通り,McKayらの報告しているようなclusterの分化誘導は困難であった.その結果,以下の実験では,ある程度未分化な状態のES細胞をマウスの腎皮膜下に移植し,in vivoでの分化誘導を試みた.
マウスの腎皮膜下への顕微鏡下での移植は,技術的には全く問題なく行えた.
2週間後にマウスを犠牲死させ,腎臓を摘出し,組織学的に検討したところ,約60%と高率に奇形腫と思われれる組織が観察された.したがって,やはり移植時の分化度の低さが大きな問題である事が判明した.一部には,膵島様にみられるものもあり,現在insulin染色にて,それらを確認中である.
来年度は,安定して,分化誘導を行うためにもう一度,in vitroでの検討を行うと同時に,in vivoにおいて,さらに詳細にES細胞移植後の形態変化を経時的に観察し,teratomaの発生を抑制する方法を確立し,実験計画の目的であるアロ免疫原性について検討を進める予定である.

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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