2004 Fiscal Year Annual Research Report
癌細胞表面糖鎖抗原による細胞接触時の増殖抑制効果における意義の解明
Project/Area Number |
15659306
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
浅尾 高行 群馬大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40212469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑野 博行 群馬大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90186560)
山口 悟 群馬大学, 大学院・医学研究科, 助手 (20344947)
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Keywords | 細胞密度 / 転移能 / 細胞接着 / 表面糖鎖抗原 |
Research Abstract |
1.細胞密度の変化と転移能の変化 Colon26およびβ16-F10を用いたマウス肺転移モデルを用いて、高密度で14日間培養された細胞(High density)とまばらに培養した細胞(Low density)の転移能を比較すると、優位にHigh densityの転移能が高かった。また、10日間環境を,HighからLowに戻すことによって転移能は可逆的に変化することが明らかとなった。 2.血管内皮との接着能の変化 HUVECを用いた細胞接着能を測定すると、High densityで接着能が亢進しており、肺転移が増加した理由として、血管への接着が増加したことが想定された。 3.DNA Tipを用いた解析 LowとHigh densityを比較するとFibronectin1がCy3/Cy5 ratio 18.2をはじめ複数の遺伝子発現の差がScreeningできた。細胞接着に関連する遺伝子としてそのほかにCateninα1、Collagen TypeVII、AMF Receptor等が注目された。
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Research Products
(2 results)