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2004 Fiscal Year Annual Research Report

骨形成タンパク遺伝子導入による実験的肺高血圧治療

Research Project

Project/Area Number 15659370
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

横地 歩  三重大学, 医学部附属病院, 助手 (60359768)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 丸山 一男  三重大学, 医学部, 教授 (20181828)
三谷 義英  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (60273380)
丸山 淳子  三重大学, 医学部, 講師 (50263017)
天野 誉  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (90231993)
Keywords骨形成タンパク / 遺伝子導入 / 肺高血圧
Research Abstract

肺への効率よい遺伝子導入経路を見出すため、ラット肺動脈、上大静脈、気管内のそれぞれに、にBMP遺伝子を組み込んだHVJ-envelope vector注入投与し、transfectさせ、肺、心臓、腎臓、肝臓、脾臓を摘出し、各組織のBMP免疫染色を行い、肺へのtransgene expressionの特異性を検討。さらに、肺組織をホモゲナイズし、肺組織のRT-PCRを行い、BMPの発現を分子レベルで確認することが、平成十五年度の計画であった。しかし、期待に反し、ラット肺に発現を実現出来なかった。
HVJ-envelope vectorによるBMP遺伝子の導入が実現できなかったため、本年度は、肺への遺伝子導入ベクターであるHVJ-envelope vectorの安全性を検討した。
アデノウイルスをはじめとするウイルスベクターは、肺の炎症反応が強く出るため、今回、HVJ-envelope vectorを使用して、レポーター遺伝子の組織取り込みと肺での炎症反応の出現の有無を組織科学的に検討した。
レポーター遺伝子を組み込んだHVJ-envelope vectorを肺動脈、上大静脈、気管内から投与した後、レポーター遺伝子の局在を調べた結果、気道投与後4日後より気道上皮細胞に発現することが分かった。また、投与4日後から17日後まで、肺組織にはHVJ-envelope vector気管投与が原因と考えられる炎症反応は認められなかった。
以上より、HVJ-envelope vectorを用いた肺への遺伝子治療は安全であることが推測された。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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