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2003 Fiscal Year Annual Research Report

加齢に伴う卵胞の形質転換に関わる卵胞内因子の遺伝子学的検索

Research Project

Project/Area Number 15659389
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

水沼 英樹  弘前大学, 医学部, 教授 (10125875)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福井 淳史  弘前大学, 医学部, 助手 (00321969)
藤井 俊策  弘前大学, 医学部, 助教授 (10241481)
Keywords卵胞発育 / アクチビン / GH / マイクロアレイ
Research Abstract

Activin AとGrowth Hormone (GH)は卵巣内局所因子としての作用を持ち、いずれも幼弱マウスの前胞状卵胞を増大させることが証明されている。しかしながら、両者の作用は必ずしも同等ではなく、例えばGHは幼弱および成獣マウスの前胞状卵胞のいずれをも増大させるのに対し、Activin Aは成獣マウスではそのような効果を発揮しない。このように両局所因子の卵胞増大効果の共通点、相違点に関する作用機序については殆ど不明の状態にある。そこで、本研究ではインビトロの卵胞培養系を用いこの疑問を遺伝子発現の面から検討する事とした。11生日マウス卵巣より機械的に前胞状卵胞を採取し、コントロール、Activin添加、GH添加の条件で培養し20281種類の遺伝子につきDNAマイクロアレイ法を用いてmRNAの発現の違いを調べた。コントロールと比較しActivin群では50の遺伝子が強発現し、68の遺伝子が抑制された。GH群では29の遺伝子が強発現し44の遺伝子が抑制された。Activin群はGH群に比較して56の遺伝子が強発現し、逆にGH群では29の遺伝子が強発現していた。特にActivin群ではTNF-α、VEGF等のアポトーシス、血管新生関連遺伝子が発現しておりGH群とは異なることがわかった。今後、共通に増幅される遺伝子、共通して抑制される遺伝子、および相反する発現を示す遺伝子群に的をしぼり、それぞれの機能解析を進める予定である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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