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2003 Fiscal Year Annual Research Report

爪甲の再生に関する研究〜重度複合免疫不全マウス腹腔内への爪組織移植モデルを用いて

Research Project

Project/Area Number 15659421
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

村 成幸  山形大学, 医学部, 助手 (00312728)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土田 浩之  山形大学, 医学部, 助教授 (40250922)
高原 政利  山形大学, 医学部, 助教授 (10236341)
菊地 憲明  山形大学, 医学部, 助手 (90361261)
Keywordsnail / regeneration / BrdU / nail matrix
Research Abstract

ヒト爪の移植実験の基礎実験を行った。まず、当初重度複合免疫不全マウスの腹腔内へのヒト爪移植を計画したが、マウスの腎臓の被膜下への移植が適していることがわかった。新鮮爪組織が採取されてから移植するには、より短時間で、小切片とした爪母、爪床を確実に移植する必要があり、研究員の手技の徹底とシュミレーションを行った。爪の発生、分子学的な情報を整理するために関係書籍の購入を行った。また、外傷による指切断や多指症等の先天異常例から得られた指を用いて、爪のPCNA染色とAPO1染色を行った。これによって爪母、爪床、爪下皮の細胞分裂と細胞死の状態を確認した。一方、発生学的に類似する毛母細胞の研究報告を収集分析し、さらに爪甲生成過程では細胞の核が消失する現象が角膜の核の消失を同じ遺伝子の作用で起きていると仮説を立て、DLAD遺伝子の角膜に関する研究報告の収集分析を行った。今後これらの分析をふまえてヒト爪組織の再生に関する過程を明らかにする予定である。
平成16年度は実際にヒト爪組織を重度複合免疫不全マウスの腎臓被膜下に移植し、爪の再生に重要な組織の局在を明らかにするとともに、生体環境に近い状態での、今まで人体では行えなかったBrdUによるヒト爪組織の観察を行う予定である。また、爪甲形成における細胞の核の消失に関与する遺伝子についてもDLAD遺伝子の角膜への関与を参考にして研究する予定である。爪組織の細胞培養も行い、その培養細胞を移植するための担体の研究も行う予定である。これらの研究成果を学会、論文で発表する予定である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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