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2003 Fiscal Year Annual Research Report

皮膚繊維芽細胞への張力負荷の影響における分子的基盤の研究

Research Project

Project/Area Number 15659423
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

西野 健一  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教授 (00138471)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢追 毅  京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (40311914)
Keywords皮膚繊維芽細胞 / ケロイド / 張力負荷 / 伸展培養
Research Abstract

本研究は、皮膚線維芽細胞の伸展培養系において、張力負荷による細胞再配置・増殖に関わる細胞内外の情報伝達経路を明らかにするべく、2年間に以下の点を明らかにすることを目的とする。
1)血管内皮細胞との比較を通じて、正常皮膚線維芽細胞における力学的応答の伝達経路に関与する分子を明らかにする。
2)見いだされた分子について、正常線維芽細胞とケロイド患者由来線維芽細胞における違いを比較する。
平成15年度は、伸展培養系において負荷する張力の条件検討を行った。正常ヒト皮膚線維芽細胞由来細胞株(2種)を通常の培養条件下で、種々の伸展負荷を加えながら培養を行った。ローダミンファロイジンによって蛍光染色されるストレスファイバーの方向性を指標に、細胞の再配置を検出した。BrdU取り込みを指標にした細胞増殖アッセイにより、張力負荷により引き起こされる細胞増殖を検討した。そして、このとき、与える張力について、強さ・周期・期間のそれぞれについて、再配置を引き起こすに必要十分な条件を検討した。
平成16年度は、この結果に基づき、張力負荷を長期にわたって加えながら培養した際に細胞がどのような応答を示すのかを調べる。加えて、負荷開始後、複数の時点で細胞を回収しRNA抽出とcDNA合成を行った後、これまでケロイド・肥厚性瘢痕形成との関与が指摘されている細胞増殖制御に関与する情報伝達経路や血管壁で一部明らかになっている力学的応答に関与する情報伝達経路を構成する遺伝子の発現量を、リアルタイムPCR法により定量し、それらの経時変化を明らかにする。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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