2003 Fiscal Year Annual Research Report
鎖骨頭蓋異形成症の口腔顎顔面骨格異常の病態解明に向けた矯正的歯の移動に関する研究
Project/Area Number |
15659491
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
山本 照子 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00127250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪井 佳子 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (50325122)
黒田 晋吾 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (40332796)
山城 隆 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (70294428)
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Keywords | cbfa1 / 鎖骨頭蓋異形成症 / ノックアウトマウス / in situ hybridization |
Research Abstract |
・Cbfa1+/-鎖骨頭蓋異形成症モデルマウスにおける実験的歯の移動方法の確立 予備実験としてヘルシンキ大学より譲り受けたCbfa1+/-ノックアウトマウスを用いてワルド法による実験的歯の移動を行った.エーテル麻酔下で上顎右側第一臼歯と第二臼歯の間にエラスティックを挿入し,1,3,5日後にパラホルムアルデヒドにて灌流固定し,上顎骨を摘出した。20%EDTAにて脱灰し、パラフィン包埋後に厚さ7μmの薄切切片を作成した.Hematoxylin-Eosin染色、酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ染色を行い、光学顕微鏡にて歯の移動の様式と歯周組織における細胞の発現を組織学的に観察した。さらに、CTGF、osteopontin、osteocalcinのRNAプローブを用いたin situ hybridizationを行い、発現部位を検鏡し経時的変化を解析した. また,Cbfa1+/-ノックアウトマウスを、NMRIマウスと交配させ40匹のマウスを獲得した。4週齢のマウスより採取したテールからDNAを抽出し、ノックアウトしたDNAに対し相補的なプライマーを用いてPCRを行った。PCR産物を1%アガロースゲルで電気泳動し、hetero typeに特異的なバンドを確認した.Geno Typingの結果、18匹(オス9匹、メス9匹)のhetero type、22匹(オス13匹、メス9匹)のwild typeのマウスが得られた。今後、18匹のhetero typeを親として、実験に使用するCbfa1+/-ノックアウトマウスを獲得していく予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Hiroshi Kamioka: "Terminal differentiation of osteoblasts to osteocytes is accompanied by dramatic changes in the distribution of actin-binding proteins"Journal of Bone and Mineral Research. 19. 471-478 (2004)
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[Publications] Tomohiro Fukunaga: "Connective tissue growth factor mRNA expression pattern in cartilages is associated with their type I collagen expression"Bone. 33. 911-918 (2003)
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[Publications] T.Deguchi: "Galanin-immunoreactive nerve fibers in the periodontal ligament during experimental tooth movement"Journal of Dental Research. 82. 677-681 (2003)