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2003 Fiscal Year Annual Research Report

ドメスティック・バイオレンス加害者に対するサポートプログラム作成

Research Project

Project/Area Number 15659531
Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

村方 多鶴子  宮崎大学, 医学部, 助手 (70264314)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新屋 明美  宮崎大学, 医学部, 助手 (60363579)
山崎 鯉子  宮崎大学, 医学部, 助手 (30347067)
大石 時子  宮崎大学, 医学部, 助教授 (90331470)
Keywordsドメスティック・バイオレンス / 加害者 / 教育プログラム / 被害者
Research Abstract

まず、日本におけるドメスティック・バイオレンス研究の実態を把握するために、医学中央雑誌を用い、1999年から2003年の5年間において、「ドメスティックバイオレンス」と「原著、総説、会議録を除く」を掛け合わせて文献検索を行った結果、51件の文献が抽出された。次に、各文献のシソーラス用語を分析単位とした結果240件となった。この240件を見ると、【暴力】70件、【支援】57件、【研究対象】28件(「女性」21件、「小児」2件、「男性」1件、「その他」4件)、【医療機関・医療従事者】20件、【精神・心理学的観点】19件、【DVの影響】16件、【社会的見地】9件、【その他】20件、記載なし1件の8つのカテゴリーが抽出された。シソーラス用語を単位として見ると、【支援】に関する用語が多かった。【研究対象】としては、「女性」が75%と圧倒的に多く、「男性」は1件のみであった。加害者に関する研究の有無を見ると、加害者である「男性の治療に関する研究」が2件、「バタラーの心理に関する研究」が1件であった。このことから、日本ではまだ、男性や加害者男性に関する研究は少ないと言える。
しかし、日本でも大阪や東京などの大都市では加害者男性を対象とした再教育プログラムを案施している機関が少数だが存在する。ファシリテーターは男性が担当しているところが多く、女性が中心になりファシリテーターを行っている機関は、現在明らかになっている限り「aware」のみである。そこで、「aware」がH15年度に主催した、「DV加害者プログラム研究」(講師は、アメリカで長年加害者プログラムを実施しているカウンセラー)を受講した。引き続き3月末に、アメリカでの支援方法を直接学ぶために、LTSC(Little Tokyo Service Center)を見学し、アメリカにおける暴力に対する取り組みについて情報収集を行う予定である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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