2004 Fiscal Year Annual Research Report
健常者の生活習慣病予防行動促進に向けた血圧脈波検査の効果に関する研究
Project/Area Number |
15659533
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
黒田 裕子 北里大学, 看護学部, 教授 (90234616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
城戸 滋里 北里大学, 看護学部, 助教授 (20224991)
平尾 百合子 北里大学, 看護学部, 講師 (50300421)
脇坂 浩 北里大学, 看護学部, 助手 (80365189)
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Keywords | 生活習慣病予防行動 / 血圧脈波測定 / 動脈硬化 / 中年 / 健常者 / 尺度開発 / 実験 / 血圧脈波測定の効果 |
Research Abstract |
平成15年度に実施した被験者80名に対する血圧脈波検査測定結果と生活習慣行動質問紙から得られた結果の関連性を分析し、日本看護研究学会で発表した。被験者80名のうち、両上肢、両足のいずれかに動脈の軽い硬化から硬化の疑いがある者、動脈狭窄の可能性を否定できない者が20名(27%)含まれていた。この20名をハイリスク群として生活習慣との関連を探索した結果、年齢、BMI、1年間の健康診断受診回数に有意差が見られ、健常群では標準体重のコントロール意識、健康維持・増進の意識が高いことが推測できた。さらに、ハイリスク群の生活習慣に関する変数を探索した結果、「独身である」、「家族人数が少ない」、「親族に生活習慣病の者が居る」、「食習慣として、外食・インスタント食品・甘いお菓子・味付けが濃い」、「熟眠感を感じている」、「喫煙」、「ストレスを感じている」等の生活習慣行動傾向があることが推測された。この調査のあと、使用した生活行動質問紙には修正の必要性があることが判明し、その後、質問紙に修正・追加を加え、洗練させた。この質問紙の信頼性と妥当性を検討するために被験者100名に対して質問紙に回答を得た。結果、内容分析および表面妥当性をさらに検討する必要性が明らかとなった。今後、平成17年度に実施予定の被験者200名に対する血圧脈波検査測定の効果指標として、質問紙を確立させる必要があると共に、最終年度に相当する平成17年度は、これらの予備的な結果を受けて本調査を実施する予定である。
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Research Products
(1 results)