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2005 Fiscal Year Annual Research Report

家庭内行動情報データベースのための並列分散ネットワークセンシングシステム

Research Project

Project/Area Number 15680007
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

森 武俊  東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (20272586)

Keywordsセンサネットワーク / 分散システム / ネットワークセンシング / パーベイシブ / 住居内センシング / 隠れマルコフモデル / ユビキタス
Research Abstract

本研究では,日常的な環境における人間の自然な生活行動を,長期間にわたって時間的・空間的にシームレスに計測,記録し,様々な側面から行動を基軸に検索できるデータベースの実現を目的とした.そのために必要不可欠となる環境型と携帯型を組み合わせた並列分散のネットワークセンシングシステムの構成法を確立することを目指した.室内の人の位置・姿勢情報,モノの操作情報,生理情報などを,床やセンサ,家具などに埋め込んだ環境型センサなどで,常時365日センシングし・データベースとして蓄積することにより,長期的な生活状態の傾向を得,そこから人の行動状況と動作・運動・生理情報との関係を抽出することがポイントであった.最終期間にあたっては,分散配置されたセンサについて機能ごとのモジュール化を行ない,それぞれについて独立して自律的に動作するようマイクロコントローラを割り付け,分散オブジェクト実行環境を実現した.具体的には,JavaとJavaのスクリプト化ユニットのリモートオブジェクト実行機能を実装し,計測処理,蓄積記録の多種の要求が統一的に処理できるように構成した.そのため,従来文書情報を想定してデザインされたリモートメソッドコール用プロトコルを低レベル部からセンサ情報通信処理に合うように分散ネット管理システム開発環境で再設計し,各コントローラで実装した.また,常時365日計測蓄積できるようになる人間の運動・動作情報につき,生理的情報や行為情報との対応関係を行動情報分析処理装置で解析することにより,人の癖や行動の予兆検知をできるようにした.抽出アルゴリズム構築として,蓄積情報の高速検索装置とその情報提示機能,時系列要約提示機能などを作成した.

  • Research Products

    (3 results)

All 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] センシングルーム --部屋型日常行動計測蓄積環境 第2世代ロボティックルーム--2005

    • Author(s)
      森 武俊, 野口博史, 佐藤知正
    • Journal Title

      日本ロボット学会誌 23・6

      Pages: 25-29

  • [Journal Article] ディジタルヒューマンコンテンツ研究 ---人と機械の振舞いの計算表現とその利用技術2005

    • Author(s)
      佐藤知正, 森武俊, 原田達也
    • Journal Title

      人工知能学会誌 20・5

      Pages: 557-563

  • [Journal Article] 室内三次元位置計測のためのSS無線と高精度時間計測LSIを用いた距離計測デバイスの開発2005

    • Author(s)
      原田 達也, 伊藤 覚, 森 武俊, 佐藤 知正
    • Journal Title

      日本ロボット学会誌 23・4

      Pages: 114-123

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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