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2003 Fiscal Year Annual Research Report

神経特異的bHLH型転写因子NDRFの機能の研究

Research Project

Project/Area Number 15700276
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

北川 道憲  熊本大学, 発生医学研究センター, 助手 (30314496)

Keywords神経分化 / P19 / レチノイン酸 / NeuroD / NDRF / テトラサイクリン / マイクロアレイ / 小脳
Research Abstract

NDRF/NeuroD2は、NeuroDファミリーに属するbHLH型の神経分化制御因子であり、遺伝子破壊マウスの解析から胎児の小脳形成において重要な役割を果たす事が知られているが、その標的となる遺伝子は不明である。我々はNDRFの標的遺伝子を探索することを目的として、マウスの未分化胚性腫瘍細胞であるP19細胞から、テトラサイクリンによってNDRFならびにそのドミナントネガティブ型NDRF(dhNDRF)を誘導発現することが可能な細胞株を樹立した。これらの細胞株における未分化マーカー遺伝子の発現およびレチノイン酸による神経分化がP19細胞と同一である事を確認し、以下の解析を行った。本細胞株をテトラサイクリン誘導体存在下および非存在下で一定時間培養後、そのポリA+RNAを抽出し、RaSH法などのディファレンシャルクローニングを行った。しかし、有意に発現量の変化する遺伝子は同定できなかった。そこで、マウス胎児(E14)由来cDNAより作成したマイクロアレイを用いて発現量の変化する遺伝子を検索した。その結果、NDRFの発現誘導時に発現量の上昇する遺伝子候補が幾つか見出され、それぞれについて本細胞株の全RNAノザンブロット解析を行ったところ、5つの遺伝子について、実際にNDRFの発現誘導に伴い、その発現量が上昇することを確認した。現在、これらの遺伝子について、P19細胞のレチノイン酸による神経分化時における発現量の変化、dhNDRFによる発現誘導の抑制の有無、およびマウス小脳組織における発現パターンのNDRFとの比較を解析している。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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