2003 Fiscal Year Annual Research Report
幼児の園での遊びにおける運動経験の性差と運動能力との関係
Project/Area Number |
15700400
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
吉田 伊津美 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (30335955)
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Keywords | 幼児 / 運動能力 / 運動経験 / 性差 |
Research Abstract |
本研究の目的は、運動経験(遊びの内容)に男女による違いはあるのかを確認すること、運動能力の性差を運動経験との関連で検討することの二つであった。 平成15年度は、幼児の運動能力検査と運動経験・遊びの調査の実施であり、計画していた内容についてすべて実施した。概要は以下の通りである。 【対象】 自由な活動が保障されている公立幼稚園の5歳児34名(男児21名・女児13名)、設定(一斉)保育を中心としている私立幼稚園の5歳児25名(男児15名・女児10名)、計59名(男児36名・女児23名)。 【測定内容】 *運動能力測定:東京教育大学体育心理学研究室作成の幼児運動能力検査の5種目 *運動経験の量的計測:幼児にライフコーダを装着しての活動量等の計測。当初、慣らしの期間数日、実測期間1週間を予定していたが、2週間の装着を依頼し記録をとった。 *運動経験の質的調査:ライフコーダ装着中の2〜3日(一人あたり計20分間)、自由遊び中の動きを中心にビデオ撮影した。(当初、チェックリストとビデオ撮影の併用を計画していたが、ビデオ撮影のみを行ない、後に動きの種類と頻度を詳細に分析することとした) *幼児の生活・遊びの様子調査:園や家庭での子どもの様子に関して、担任保育者および保護者に質問紙への記入を依頼、回収した。 【実施時期】 計画は秋季であったが、幼稚園の行事(運動会等)、天候(長期の雨の予報)、研究代表者の授業時間等との関係により、1園は平成15年10月下旬〜11月下旬、もう1園は平成16年2〜3月上旬での実施となった。 実施にあたっては、2週間にわたるライフコーダの装着等保護者には負担をかけることとなったが、研究の主旨を幼稚園に十分説明し、幼稚園を通して保護者の承諾を得て行なった(1園は直接保護者に説明)。
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