2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15700425
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
鈴木 浩司 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80349977)
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Keywords | スポーツ歯学 / カスタムメイドマウスガード / マウスガードデザイン / アンケート調査 / コンタクトスポーツ / 顎の固定 |
Research Abstract |
本研究課題の一番の目的はマウスガードは一種類ではなく,競技,種目,ポジションによってデザインが異なると言うことを調査し,また装着する人によっても個人差があるため,変化することがあり得ると言うことを明らかにすることである。ラグビー,ボクシングあるいは空手と言ったコンタクトスポーツでは外傷発生の危険性が高く,特に,顎口腔系の外傷予防にはマウスガードの装着が有効であり,我が国でも歯科関係者の努力とスポーツ関係者の理解によって広く認められるようになってきた。そして,一部の競技では試合中のマウスガード装着が義務化されたり,義務化されないまでも,ラグビーやバスケットボールのようにトッププレーヤーが自主的に装着するようになってきている。また,一般市民の健康志向の高まりや,スポーツ少年少女の低年齢化などからマウスガードは一部のスポーツアスリートばかりのものでなく,一般歯科保健や学校歯科保健の見地からも重点目標として捉えられている。マウスガードに関しては,歯科医師が提供するカスタムメイドタイプのマウスガードの方が装着感使用感に優れていることは明らかであり,いまや,その上の段階である競技特性や,個人の状況等,選手個々のニーズにまで応えた真のカスタムメイドマウスガードというものが必要とされている。その道の一流の選手が認めたマウスガードはその下にいる競技者にとって良いアピールとなり,普及につながるからだ。そこでコンタクトスポーツを代表して全日本空手道連盟ナショナルチームの選手にマウスガードを装着し,空手道におけるマウスガードのデザインを検討した。またフロアホッケーという競技におけるマウスガードのデザインも検討した。一方,モータースポーツにおけるマウスガードの存在がにわかに注目され,ロードレーサーやモトクロスライダーにマウスガードを装着し,好感触を得ている。今後さらに検討を続けていきたい。
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Research Products
(2 results)