2003 Fiscal Year Annual Research Report
駅を中心とした交流空間による住環境整備の可能性に関する研究
Project/Area Number |
15700464
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
金子 友美 昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (80204569)
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Keywords | 駅 / 交流空間 / 類型化 / 広場概念 / 住環境 / 計画手法 |
Research Abstract |
本年度の研究は、優良事例の抽出と現地調査および調査結果の作図資料作成に重点をおいて行った。全国には私鉄や第三セクター方式で運営される鉄道も含めると、非常に多数の駅が存在する。調査対象として、それらの全てを網羅することは不可能であり、また交流空間の実態調査という目的に該当しない駅も多数あると推測できる。そこで、調査対象駅の選定は、交流空間として機能する可能性がある駅として、県庁所在地、始発駅、終着駅、観光地などの観点から駅を絞り込んでいった。また、文献に紹介されている最新事例を参考にし、対象駅の選定を行った。実態調査の手法を整理すると以下のようになる。実態調査の結果は随時作図等の作業を進めている。 <調査内容> ●測定・作業:平面形態(平面図の作成)/規模の測定/ファサードの記録(ビデオ、写真)/関係資料の収集(地図、パンフレット、絵葉書、文献等) ●観察・確認:路線形態/駅舎形態/駅舎内および周辺の施設・設備の種別の確認 ●その他:各調査員による観察・ヒアリング等 <調査機材> カメラ、ビデオ、距離測定機器、コンベックス、スケッチブック等 これら実態調査は今後も継続して進行させる必要がある。近年、駅およびその周辺施設が注目され、多くの文献・雑誌等から情報を得ることができるようになった。次年度においても多くの最新事例の情報を得ることができると思われることから、継続して調査を行っていきたい。 また海外の事例については、夏期現地調査を実施することができた。海外(ヨーロッパ)の駅では、日本の駅とは異なる事例を多数調査することができ、これらの結果についても作図等の作業を進めている。
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