• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

ユーザモデルとコミュニティモデルに基づく学習コンテンツ・コミュニケーション環境

Research Project

Project/Area Number 15700504
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

山田 和明  東京大学, 大学院・情報学環, 特任教員 (80345149)

KeywordsEラーニング / データマイニング / 可視化 / ユーザモデル / コミュニティモデル
Research Abstract

本研究では,Eラーニング環境を「学習者」と「編集者」の間でおこなわれる学習コンテンツを媒体としたコミュニケーションであるとみなし,双方にEラーニング環境の利用情報をフィードバックすることで,このコミュニケーションチャンネルを拡張し,両者を同時に支援するEラーニング環境の構築を目的としている.
昨年度までの研究成果から,学習者の成績や興味などのユーザ特性は様々な要因により時間とともに変化し,また,その変化速度もユーザにより異なる.そのため,協調フィルタリングなどのクラスタリング手法によりテストスコアが類似した学習者を分類するだけでは,ユーザモデルおよびコミュニティモデルを抽出することは困難である.ユーザ特性や他のユーザとのインタラクションの時間的変化を捉えることが,ユーザモデルおよびコミュニティモデルを構成する上で重要であるという知見を得た.
本研究では,ユーザ特性の時間的変化を可視化するためのケーススタディとしてWebアクセスログの解析を行い,ユーザが閲覧したWebページの時間的変化からユーザ興味の時間的遷移パターンを可視化する方法および可視化ツールを提案した,そして,実際にWeb視聴率データを用いて可視化を行い,ユーザ特性の時間的変化を抽出している.
次に,ユーザ間のインタラクションの時間的変化を捉えるために,OSS(Open Source Software)開発コミュニティにおけるメーリングリストを解析し,ユーザ間のインタラクションの時間的変化を可視化する方法および可視化ツールを提案した.そして,ユーザ間のインタラクションの変化およびコミュニティへの参加と離脱の時間的変化の可視化することで,個々のユーザの特徴を観察することができた.
以上の研究成果は2005年度の各種論文誌,資料集に掲載されている.

  • Research Products

    (5 results)

All 2005

All Journal Article (5 results)

  • [Journal Article] ウェブ・アクセスログに基づくインターネットユーザの興味遷移パターンの抽出2005

    • Author(s)
      山田和明, 中小路久美代, 上田完次
    • Journal Title

      ロボティクス・メカトロニクス講演会'05資料 (CD-ROM)

      Pages: RM05-8740

  • [Journal Article] インターネットユーザ間の長期にわたる興味遷移パターン変化の抽出と比較2005

    • Author(s)
      山田和明, 中小路久美代, 上田完次
    • Journal Title

      2005年度人工知能学会全国大会資料 (CD-ROM)

      Pages: 2C1-03

  • [Journal Article] Webユーザの行動履歴解析のためのデータマイニング2005

    • Author(s)
      山田和明, 中小路久美代, 上田完次
    • Journal Title

      電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループWI2研究会資料

      Pages: 59-64

  • [Journal Article] Clustering Interaction Histories in Support of Collaboration2005

    • Author(s)
      K.Yamada, Y.Nishinaka, Y.Shirai, K.Nakakoji
    • Journal Title

      Proceedings of the HCI International Conference(HCII) (CD-ROM)

  • [Journal Article] Understanding the Nature of Collaboration in Open-Source Software Development2005

    • Author(s)
      K.Nakakoji, K.Yamada, E.Giaccardi
    • Journal Title

      Proceedings of Asia-Pacific Software Engineering Conference, IEEE Computer Society

      Pages: 827-834

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi